AVC-X8500Hの登場によって、いよいよドルビーアトモス用の天井スピーカーを「6本」使用することが可能になったわけです。
そもそも、タダでさえ設置が面倒な天井に、そんなに本数がいるのか?
従来の5.1.4や7.1.4ではダメだったのか?
これらの点について既に満足していたなら、買い替えなどはしませんよ。(笑)
実のところ、天井4本で消化不足に感じていた部分は主に2つです。
1. 頭上からの音が来ない。
頭の真上が鳴るという感じが薄くて、どうしても後ろ寄りに感じる。
雷鳴とかですね。後ろから聴こえて来る場合が多いです。
2. 視聴位置前の空間密度(音)が薄い感じがする。
こちらに関しては、この過去記事に書いたようにトップフロントスピーカーを前寄りに動かしたりしてみました。参考記事 トップフロントスピーカーの位置再考。 その3
これらが、天井プラス2本追加でどうなるのか・・
テスト用のトップミドルスピーカーを、どうしようかと考えていた矢先、知人から諸々ご配慮をいただきまして、KEFのT101という薄型スピーカーを入手出来ました。
まだ設置後間もないのですが、取り急ぎ7.2.6配置の初動レポートです。
基本的には従来の7.2.4配置にトップミドルスピーカーとして、T101を追加するという方法を採りました。
![180323-9.jpg]()
その位置は仰角74°。トップミドルスピーカーは真上では無く、やや前方に設置しないと音が後ろから聴こえてしまいます。
僕は過去に70°くらいをベストだと特定しています。
参考記事 トップミドルスピーカーの位置を特定しました。
この位置でT101を単独で鳴らし、頭上から音が来ることを確認してありますが、角度的に、もう少し前寄りでも良いはずです。
結果として、トップミドルとトップフロントスピーカーが近くなって、見た目に変則配置なのですが、個々の位置が推奨の範囲から外れているわけでもありません。
実際の様子です。
赤丸は、視聴位置から前後均等配置とした場合の、スピーカーがあるべき位置のイメージですが、トップフロントスピーカーも前述の通り、やや前寄りの配置です。
このトップフロントスピーカーの位置については再考、再試行の対象と考えてます。
さて、その音は・・7.2.6配置で聴くドルビーアトモスはどうなったのか。
頭上への定位、密度感・・
これは明確になります。当然、実音源が出来たわけですから、それは効果的です。
頭上ではなく後ろ寄りになる・・これが改善されるのは一番の収穫です。
前後の移動感・・
これも以前、試聴会のレポートでも触れた通りで、情報量が増えますから、それは効果として現れます。
例の「ヘリコプターデモ」のヘリが旋回する様子、前後の動きが追加されます。
それにしても、スピーカーの天吊方法やら、見た目が、がちゃがちゃ・・。
どれも苦心の形態なんですけどね。(汗)
トップリアが第1世代。トップフロントは発展型で前後可動式。トップミドルは、まんまテスト用。
『そうまでして天井6本なんて、やりたくないな』
『みっともない』
『必死過ぎないか』
ご心配なく。あなたの家ではありません。(笑)
それに、これらはどれも「仮設」であるとも言えます。
いずれ、Auro-3Dとの併用となれば、その配置はまだまだ流動的なのです。
その辺りについて今後の計画やら、考え方やら、記事を改めて説明します。
参考に、T101はこんな感じで取り付けしています。
![180323-3.jpg]()
このT101のウーファー径は11.5cm。音質自体はKEFクォリティなのですが、容量的に低音が出ません。なのでサブウーファーが高い音も受け持つために、サラウンドサウンド全体の聴こえ方に及んで、腰高な音になります。よって低域の迫力、重量感は後退します。これはテスト用と割り切っています。
しかし、こういう小容量スピーカー(小径スピーカー)の混合ケースは、実際の使用上どうなのか?
この辺りは参考になるかと思いますので、次回触れてみます。
![]()
KEF T101 ブラック ケーイーエフ サテライトスピーカー ペア
そもそも、タダでさえ設置が面倒な天井に、そんなに本数がいるのか?
従来の5.1.4や7.1.4ではダメだったのか?
これらの点について既に満足していたなら、買い替えなどはしませんよ。(笑)
実のところ、天井4本で消化不足に感じていた部分は主に2つです。
1. 頭上からの音が来ない。
頭の真上が鳴るという感じが薄くて、どうしても後ろ寄りに感じる。
雷鳴とかですね。後ろから聴こえて来る場合が多いです。
2. 視聴位置前の空間密度(音)が薄い感じがする。
こちらに関しては、この過去記事に書いたようにトップフロントスピーカーを前寄りに動かしたりしてみました。参考記事 トップフロントスピーカーの位置再考。 その3
これらが、天井プラス2本追加でどうなるのか・・

まだ設置後間もないのですが、取り急ぎ7.2.6配置の初動レポートです。
基本的には従来の7.2.4配置にトップミドルスピーカーとして、T101を追加するという方法を採りました。

その位置は仰角74°。トップミドルスピーカーは真上では無く、やや前方に設置しないと音が後ろから聴こえてしまいます。
僕は過去に70°くらいをベストだと特定しています。
参考記事 トップミドルスピーカーの位置を特定しました。
この位置でT101を単独で鳴らし、頭上から音が来ることを確認してありますが、角度的に、もう少し前寄りでも良いはずです。
結果として、トップミドルとトップフロントスピーカーが近くなって、見た目に変則配置なのですが、個々の位置が推奨の範囲から外れているわけでもありません。

赤丸は、視聴位置から前後均等配置とした場合の、スピーカーがあるべき位置のイメージですが、トップフロントスピーカーも前述の通り、やや前寄りの配置です。
このトップフロントスピーカーの位置については再考、再試行の対象と考えてます。
さて、その音は・・7.2.6配置で聴くドルビーアトモスはどうなったのか。
頭上への定位、密度感・・
これは明確になります。当然、実音源が出来たわけですから、それは効果的です。
頭上ではなく後ろ寄りになる・・これが改善されるのは一番の収穫です。
前後の移動感・・
これも以前、試聴会のレポートでも触れた通りで、情報量が増えますから、それは効果として現れます。
例の「ヘリコプターデモ」のヘリが旋回する様子、前後の動きが追加されます。

どれも苦心の形態なんですけどね。(汗)
トップリアが第1世代。トップフロントは発展型で前後可動式。トップミドルは、まんまテスト用。
『そうまでして天井6本なんて、やりたくないな』
『みっともない』
『必死過ぎないか』
ご心配なく。あなたの家ではありません。(笑)
それに、これらはどれも「仮設」であるとも言えます。
いずれ、Auro-3Dとの併用となれば、その配置はまだまだ流動的なのです。
その辺りについて今後の計画やら、考え方やら、記事を改めて説明します。
参考に、T101はこんな感じで取り付けしています。


このT101のウーファー径は11.5cm。音質自体はKEFクォリティなのですが、容量的に低音が出ません。なのでサブウーファーが高い音も受け持つために、サラウンドサウンド全体の聴こえ方に及んで、腰高な音になります。よって低域の迫力、重量感は後退します。これはテスト用と割り切っています。
しかし、こういう小容量スピーカー(小径スピーカー)の混合ケースは、実際の使用上どうなのか?
この辺りは参考になるかと思いますので、次回触れてみます。

KEF T101 ブラック ケーイーエフ サテライトスピーカー ペア