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フロアスピーカー7chのサイズを統一した結果。

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 KEFのQ750を新たなフロントスピーカーとすることで、念願のフロア6chを全てフロアスタンディングとし、7ch全ての口径を160cmサイズで統一出来た結果どうなったか?という話です。
230812-3.jpg

見た目は別として物理的統一感は出ましたが、中身はざっくり3世代に渡るモデルの混合な訳です。
如何にKEFの同シリーズで揃えたとは言え、そもそもQ750の音質、音色の違いはどうなのかという懸念、これは購入前に多少ありました。

具体的には、1世代前のセンタースピーカーQ600cとの組み合せ、Q700との違い、さらには一番古い3世代前のiQ7との差はどれ程か?と言ったところです。

そこで、Q750が届くまでの間に行った配置変更の途中で、それぞれの音色、音質をステレオアンプに繋いで確かめてみました。

まずはサラウンドからサラウンドバックになるiQ7から。これはもう一番古く、久しく2chの音も聴いていませんでしたが・・。

230812-2.jpg音出しして直ぐに、全く問題ないと思いました。やはりKEFの音がします。これは変わりないことに関心しました。
Q750と並べて聴くと恐らくは音の出方、聴こえ方の違いはあるのでしょうけど、他と混ざって違和感を感じることはまず無いと判断出来ました。

次、フロントが交代する形のQ700とQ750の違いはどうか。
これは折角なので、ひと手間かけても並べて聴き比べることにしました。
230812-1.jpg

Q750はスピーカー端子がシングルワイヤ仕様になったため、Q700もシングルワイヤで接続した比較です。(コーンが光っている方がQ700)

Q750の第一印象。Q700との違いは「ハイスピードになった」という印象を受けました。だぶつきが無く音離れが良いということです。
これは私の刷り込みもあるかも知れませんが、最近のKEFスピーカーにあるコーン補強用のリブ。これの役割と一致します。

音色というか聴こえ方はセンター定位が良く、サウンドステージはより華やかに広がる印象です。
Q700からはほとんど見た目の変わらないQ750ですが、確実に音が良くなったという感想で間違いないです。

片やQ700の方はQ750と比べてしまうと、やや音がくぐもった感じはありますが、これはスピーカーケーブルを袈裟がけで繋ぐことでQ750に近づきます。

最後、センターのQ600cとの違い。これは直接比較が難しいのですが、現状バイワイヤ接続していますから、音質の差は上に書いたことと同じで問題なしと見ました。


 さて、「フロア6chを全てフロアスタンディングとし、7ch全てのスピーカー口径を統一化」この結果、総合的にどうなったのか?

肝心のその感想は・・・意外と普通というものでした。(あれっ)

いや、これは言い方です。
一番効いたのはサラウンドバックだと思います。当然ブックシェルフと、そうでないフロアスタンディングとでは、点で鳴るか面で鳴るかという違いがあるわけですから、他と溶け込んで普通になったと言うべきでしょう。

もっと言うと映画館。映画館でスピーカーの存在を感じますか?っていう話に近いようなものだと思ってもらって良いかと思います。

全体的には、スピーカーを意識しない。そういう空気感というものを感じたというのが実際のところです。
口径を揃えたことで、映画では静かなシーンからの突然の大きな音の立ち上がりは、それ相応の迫力が出ました。
そして後ろからの音は自然に、また以前より後ろが広くなった感じがします。

 やはり、サラウンドスピーカーの理想は全ch同一スピーカー。トップスピーカーは物理的に例外で、フロアの7chまたは5chを同等品で揃えることは目標にすべきと思いました。(出来レースの様な記事になりましてすみません)そうは言っても僕自身は20数年掛かっていますから、実際難しいことなのですけどね。


いずれ時間が取れたら、スピーカー配置図と記事更新します。



実は一時ウォールナットにも惹かれました。



Qシリーズはまだもう少し継続しそうな感じ?
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