使用機器の紹介、スピーカー編です。最新の内容で書き直しました。
現在の7.2.6ch及び13.2chを構成するスピーカーです。
フロント KEF Q750
センター KEF Q600c
サラウンド KEF Q700
サラウンドバック KEF iQ7
サブウーファー 1 KEF XQ60b
サブウーファー 2 KEF Q400b
フロントハイト KEF HTS3001 SE
トップミドル KEF Ci160.2CR
リアハイト KEF HTS3001 SE
センターハイト KEF T101
トップサラウンド KEF T101
基本的に全チャンネルをKEFで揃えていて、フロアの7本は全てQシリーズです。
同シリーズ3世代に渡る混合チームなのですが、各世代間で決定的に気になる様な音色の違いが無いのはありがたく、実際の聴こえ方に文句ありません。
(ま、全て同世代ならそれはそれで最高なのは間違いないのですが)
そして、この5月にフロントスピーカーを現行のQ750に入れ替えることで、遂にフロアスピーカー6本はフロアスタンディングスピーカーとなりました。
センタースピーカーのQ600cは1世代前のモデルで、Q750との音質は全く同じではないものの、準フロアスタンディングと言っても良い箱の大きさによる十分な量感があります。
実はフロント2本は、ステレオ鑑賞用にアンプセレクターでプリメインアンプと使い分けしています。その際にセレクターをAVアンプ側にうっかり戻し忘れることがあります。
そうすると、前側はセンタースピーカーのみでの再生となってしまうのですが、フロント2本が鳴っていないのにしばらく気づかない時があります。それほどの情報量、受け持ちがセンタースピーカーにはありますので、物理的、環境的条件が揃うならば、センタースピーカーは使った方が良いと思います。
Q750の色はマットブラックなのですが、スクリーンからの反射はややありますので、Q600cの上面同様、内側サイドには布ハイミロンを被せてあります。上面から重りの乗せて「被せる」べきです。弱い両面テープでも「貼り付け」はいけません。
後で剥がす時、スピーカーの表面の貼り物が剥がれてしまいます。Q700で懲りました。
しかし正直、ハイミロンを平面上に置くとホコリや毛羽が目立ちます。後の掃除は覚悟しないといけません。
サラウンドスピーカーはフロントスピーカーから配置換えになったQ700。サラウンドバックスピーカーにはサラウンドスピーカーからの移設したiQ7です。
センタースピーカーを含む7本全てのスピーカー口径も揃いましたので、これで文句無しにスピーカーサイズ設定は「大」で運用が出来ます。
この「後ろ側」、Q700がサラウンドスピーカーに、サラウンドバックスピーカーが以前のブックシェルフiQ1からiQ7へと大型化した効果としては、一言で自然。
オートセットアップのテストトーンを聴いてもその音色に明らかな違いが無くなっていることから当然の結果と思います。
サラウンドバックスピーカーのiQ7は一番古い3世代前のモデルですが、冒頭触れたように音質はKEFそのもので違和感はありません。
サラウンドバックスピーカーがサラウンドスピーカーと同じ大きさになった事で、後方サラウンド音場に奥行が増します。そしてサラウンド全体の聴こえ方が自然です。
基本的に各スピーカーの高さをフロントに揃えると、SE(効果音)の聴こえ方が(高低差がなくなり)自然になりますが、うちの場合サラウンドバックスピーカーの高さを他と合わせて下げると、チェアの背もたれが音を邪魔して後方からの音がぼやける為に、サラウンドスピーカーよりもわずかに高めの設置です。
視聴位置の後ろに1メートル程度の空間が有れば、サラウンドバックスピーカーを設置する意味があります。
高さについては、やや高めでもそれほど違和感は無く、大丈夫だと思います。後ろの壁が鳴るようなイメージになります。
低い位置の場合では、背面に定位する音がピンポイントなイメージになります。
仮にハイトスピーカーのリアを壁掛け、あるいは天吊設置する場合は、サラウンドバックスピーカーも天吊りというのは諦めて、潔く5.1.4とするべきかと思います。
ハイトスピーカーの前後4本はHTS3001 SEです。
天吊り仕様のスピーカーではありませんから、自己責任の所業です。
フロントハイトは前後に移動ができるようにしてありますが、結局一番遠くで固定です。
振り角は出来るだけ視聴位置の方を向くようにした方が、移動する音のつながりが自然です。
・・その気になれば天井スピーカーくらいは取付け出来るのです。
しかし、これの見た目をどう感じるかというのは他人目線からの話であり、本人にとってはこれが実現していることが重要なのです。
自身では、天井にあることの異物感や違和感、圧迫感などは全く感じません。
リアハイトはツーバイフォー材をラブリコの金具を使って壁掛けの状態での設置です。
これは移動も可能で手軽なサラウンドスピーカーの設置方法です。が、見た目でだめでしょうか?意外と普及しませんかね。
関連記事はこちら。
トップミドルスピーカーは埋め込みスピーカーCi160.2CRです。
以前のProfile AIM5 Threは13センチで低音がかなり不足していました。それと比べると普通に単独のステレオスピーカーとして聴けるレベルで鳴ります。
前後のハイトスピーカーHTS3001 SEは天井と壁の反射により思いの外量感だけは出ますので、トップミドルスピーカーも16センチクラスでないとバランスが取れないという印象です。 関連記事はこちら。
Auro-3D用のトップサラウンドとセンターハイトスピーカーは薄型スピーカーのT101です。
![191022-2.jpg]()
KEFお得意の同軸では無く、25mmツイーターと115mmウーファーの2ウェイ。本来壁掛け仕様のスピーカーですから、トップサラウンドSPは独自の工夫で強引に天吊してあります。
音質はKEF品質。サブウーファーと組合せたらTV音声の強化用には良さそうな製品で、壁掛けTVとのベストマッチを狙ったモデルゆえ厚みが35mmしか無く、いかんせん低音が出ず量感は出ませんが、Auro-3Dではこの2本がガンガン鳴るようでもなく、頭上設置には圧迫感がなくて良いです。
クロスオーバー周波数の設定値は120Hz。うちのサラウンド環境の中に混在させる小型スピーカーとしては、この辺りが限界値だと思います。
クロスオーバーが150、200Hzと上がって行くと、せっかくの大型スピーカーの低音が食われる格好になってしまうのです。
スピーカーケーブル
フロント Zonotone 6NSP-2200S Meister(2芯)
センター Zonotone 6NSP-4400S Meister (4芯)1本でバイワイヤリング
サラウンド Zonotone 6NSP-2200S Meister(2芯)たすき掛け
サラウンドバック Zonotone 6NSP-1500 Meister
フロントハイト リアハイト トップサラウンド センターハイト Zonotone SP-330 Meister
全てをZonotoneで統一しています。気分です。精神的安定のためです。音は良いです。
ケーブルの隠蔽?ハイトスピーカーについては何となく隠してありますが、フロアスピーカーについてはもうこんな感じ。
専用室で、いずれこうなると考えますと新築時のプランで壁内配線など考慮しなくて良いかも知れませんよ。
サラウンドのスピーカー構成について。
スピーカーの年式と型式の違いはありますが、サラウンドの全chにオールKEF化を果たしています。
やはりメーカーを揃えると、そうでないときとの「差」は何かしら有るものです。
それはスピーカー間のつながり、いわゆる空気感とか音場感とかの差として出ます。
「スピーカーの存在が消える」などの表現を見かけますが、そういう感じになるのが正解なようです。実際、映画館でスピーカーの存在を意識しますか?という感じでしょうか。
ただ、これは実際に自室でやってみるまで解りませんし、逆に言えば自分が納得していれば何でも良いという事になりますかね。(僕もオールKEF化まで十数年費やしていますから)
サブウーファーは2台です。
サブウーファー1台目のXQ60bはの密閉型の下向き30センチウーファーです。
その形状と重さで、持ち運びには閉口しますが、やはりウーファーの大きい方が有利に違いなく、十分な量感と表現力があります。位置は左フロントスピーカーの手前壁際です。
サブウーファーの2台目は、視聴位置の後ろに設置してあります。
旧バージョンのQ400bで、こちらは正面向きの25センチウーファーです。
正面向きウーファーの場合、その向きを変えると聴こえ方の雰囲気が変わります。
コンパクトサイズですが、非常にパワフルで映画向けのサブウーファーです。
サブウーファーの2本使いについて。
うちでは、そもそも形式自体が下向き、前向きと、違うわけです。しかも前後置きの変則使用です。
しかし最近のオートセットアップ、Audyssey Sub EQ HTでは問題ありません。
1個のサブウーファーになったように自然に鳴ります。
サブウーファー2個使いのメリットは何か?
・量感が1個の場合とは全く違います。更に重い低音表現が聴けます。
・1個では、その置いた位置にどうしても引っ張られてしまうのですが、2個ではそれを感じません。
・前後2個置きでは、低音に包まれる感じが、前方2個置きと比べて明らかに違います。
出来るなら、試してみる価値はあります。
使用スピーカーの紹介は以上です。
補足
部屋の環境について。
スクリーン周りをブラックアウトした際に、天井からカーテンを吊るしたわけですが、これでだいぶフロント側はデットになりました。
先ごろ、部屋の左側の窓のカーテンを替える際に同じものを右の壁にも吊るすことにしました。窓ではないところにレールをつけて同じサイズのカーテンを吊るしたのです。
このカーテンはサラウンドスピーカーの背後までカバーします。(画像は2020年当時)
![201230-1.jpg]()
するとサラウンドの感じ、様子が変わりました。まず左右の壁が同様な環境になったからだと思いますが、横からの音圧が左右均等に感じられたこと。また音場感が豊かになりました。
それとなぜか前述した「スピーカーの存在が消える」感じがもっと出てきました。
これは聴感だけではなく、オートセットアップで測定されたEQカーブを見ると、左右スピーカーのEQカーブの上下のがたがたが収まってカーブの形が左右でより似通っています。
ホームシアターでは壁からの反射を抑えてデッドな環境にすること。できれば左右を同じ様にすることが望ましいと思います。
以前の様子はこちら。
![200126-3.jpg]()
今回は以上です。
現在の7.2.6ch及び13.2chを構成するスピーカーです。
フロント KEF Q750
センター KEF Q600c
サラウンド KEF Q700
サラウンドバック KEF iQ7
サブウーファー 1 KEF XQ60b
サブウーファー 2 KEF Q400b
フロントハイト KEF HTS3001 SE
トップミドル KEF Ci160.2CR
リアハイト KEF HTS3001 SE
センターハイト KEF T101
トップサラウンド KEF T101
基本的に全チャンネルをKEFで揃えていて、フロアの7本は全てQシリーズです。
同シリーズ3世代に渡る混合チームなのですが、各世代間で決定的に気になる様な音色の違いが無いのはありがたく、実際の聴こえ方に文句ありません。
(ま、全て同世代ならそれはそれで最高なのは間違いないのですが)


実はフロント2本は、ステレオ鑑賞用にアンプセレクターでプリメインアンプと使い分けしています。その際にセレクターをAVアンプ側にうっかり戻し忘れることがあります。
そうすると、前側はセンタースピーカーのみでの再生となってしまうのですが、フロント2本が鳴っていないのにしばらく気づかない時があります。それほどの情報量、受け持ちがセンタースピーカーにはありますので、物理的、環境的条件が揃うならば、センタースピーカーは使った方が良いと思います。

後で剥がす時、スピーカーの表面の貼り物が剥がれてしまいます。Q700で懲りました。
しかし正直、ハイミロンを平面上に置くとホコリや毛羽が目立ちます。後の掃除は覚悟しないといけません。

センタースピーカーを含む7本全てのスピーカー口径も揃いましたので、これで文句無しにスピーカーサイズ設定は「大」で運用が出来ます。
この「後ろ側」、Q700がサラウンドスピーカーに、サラウンドバックスピーカーが以前のブックシェルフiQ1からiQ7へと大型化した効果としては、一言で自然。
オートセットアップのテストトーンを聴いてもその音色に明らかな違いが無くなっていることから当然の結果と思います。

サラウンドバックスピーカーがサラウンドスピーカーと同じ大きさになった事で、後方サラウンド音場に奥行が増します。そしてサラウンド全体の聴こえ方が自然です。


高さについては、やや高めでもそれほど違和感は無く、大丈夫だと思います。後ろの壁が鳴るようなイメージになります。
低い位置の場合では、背面に定位する音がピンポイントなイメージになります。
仮にハイトスピーカーのリアを壁掛け、あるいは天吊設置する場合は、サラウンドバックスピーカーも天吊りというのは諦めて、潔く5.1.4とするべきかと思います。
ハイトスピーカーの前後4本はHTS3001 SEです。

フロントハイトは前後に移動ができるようにしてありますが、結局一番遠くで固定です。
振り角は出来るだけ視聴位置の方を向くようにした方が、移動する音のつながりが自然です。
・・その気になれば天井スピーカーくらいは取付け出来るのです。
しかし、これの見た目をどう感じるかというのは他人目線からの話であり、本人にとってはこれが実現していることが重要なのです。
自身では、天井にあることの異物感や違和感、圧迫感などは全く感じません。

これは移動も可能で手軽なサラウンドスピーカーの設置方法です。が、見た目でだめでしょうか?意外と普及しませんかね。
関連記事はこちら。
トップミドルスピーカーは埋め込みスピーカーCi160.2CRです。

前後のハイトスピーカーHTS3001 SEは天井と壁の反射により思いの外量感だけは出ますので、トップミドルスピーカーも16センチクラスでないとバランスが取れないという印象です。 関連記事はこちら。
Auro-3D用のトップサラウンドとセンターハイトスピーカーは薄型スピーカーのT101です。


KEFお得意の同軸では無く、25mmツイーターと115mmウーファーの2ウェイ。本来壁掛け仕様のスピーカーですから、トップサラウンドSPは独自の工夫で強引に天吊してあります。
音質はKEF品質。サブウーファーと組合せたらTV音声の強化用には良さそうな製品で、壁掛けTVとのベストマッチを狙ったモデルゆえ厚みが35mmしか無く、いかんせん低音が出ず量感は出ませんが、Auro-3Dではこの2本がガンガン鳴るようでもなく、頭上設置には圧迫感がなくて良いです。
クロスオーバー周波数の設定値は120Hz。うちのサラウンド環境の中に混在させる小型スピーカーとしては、この辺りが限界値だと思います。
クロスオーバーが150、200Hzと上がって行くと、せっかくの大型スピーカーの低音が食われる格好になってしまうのです。
スピーカーケーブル
フロント Zonotone 6NSP-2200S Meister(2芯)
センター Zonotone 6NSP-4400S Meister (4芯)1本でバイワイヤリング
サラウンド Zonotone 6NSP-2200S Meister(2芯)たすき掛け
サラウンドバック Zonotone 6NSP-1500 Meister
フロントハイト リアハイト トップサラウンド センターハイト Zonotone SP-330 Meister
全てをZonotoneで統一しています。気分です。精神的安定のためです。音は良いです。

専用室で、いずれこうなると考えますと新築時のプランで壁内配線など考慮しなくて良いかも知れませんよ。
サラウンドのスピーカー構成について。
スピーカーの年式と型式の違いはありますが、サラウンドの全chにオールKEF化を果たしています。
やはりメーカーを揃えると、そうでないときとの「差」は何かしら有るものです。
それはスピーカー間のつながり、いわゆる空気感とか音場感とかの差として出ます。
「スピーカーの存在が消える」などの表現を見かけますが、そういう感じになるのが正解なようです。実際、映画館でスピーカーの存在を意識しますか?という感じでしょうか。
ただ、これは実際に自室でやってみるまで解りませんし、逆に言えば自分が納得していれば何でも良いという事になりますかね。(僕もオールKEF化まで十数年費やしていますから)
サブウーファーは2台です。

その形状と重さで、持ち運びには閉口しますが、やはりウーファーの大きい方が有利に違いなく、十分な量感と表現力があります。位置は左フロントスピーカーの手前壁際です。

旧バージョンのQ400bで、こちらは正面向きの25センチウーファーです。
正面向きウーファーの場合、その向きを変えると聴こえ方の雰囲気が変わります。
コンパクトサイズですが、非常にパワフルで映画向けのサブウーファーです。
サブウーファーの2本使いについて。
うちでは、そもそも形式自体が下向き、前向きと、違うわけです。しかも前後置きの変則使用です。
しかし最近のオートセットアップ、Audyssey Sub EQ HTでは問題ありません。
1個のサブウーファーになったように自然に鳴ります。
サブウーファー2個使いのメリットは何か?
・量感が1個の場合とは全く違います。更に重い低音表現が聴けます。
・1個では、その置いた位置にどうしても引っ張られてしまうのですが、2個ではそれを感じません。
・前後2個置きでは、低音に包まれる感じが、前方2個置きと比べて明らかに違います。
出来るなら、試してみる価値はあります。
使用スピーカーの紹介は以上です。
補足
部屋の環境について。
スクリーン周りをブラックアウトした際に、天井からカーテンを吊るしたわけですが、これでだいぶフロント側はデットになりました。
先ごろ、部屋の左側の窓のカーテンを替える際に同じものを右の壁にも吊るすことにしました。窓ではないところにレールをつけて同じサイズのカーテンを吊るしたのです。
このカーテンはサラウンドスピーカーの背後までカバーします。(画像は2020年当時)

するとサラウンドの感じ、様子が変わりました。まず左右の壁が同様な環境になったからだと思いますが、横からの音圧が左右均等に感じられたこと。また音場感が豊かになりました。
それとなぜか前述した「スピーカーの存在が消える」感じがもっと出てきました。
これは聴感だけではなく、オートセットアップで測定されたEQカーブを見ると、左右スピーカーのEQカーブの上下のがたがたが収まってカーブの形が左右でより似通っています。
ホームシアターでは壁からの反射を抑えてデッドな環境にすること。できれば左右を同じ様にすることが望ましいと思います。
以前の様子はこちら。

今回は以上です。