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ドルビーアトモス対応スピーカー配置見直しまとめ。

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視聴位置とフロントスピーカー、天井スピーカーの位置を書き直した配置図です。

150912-01.jpg

150912-02.jpg

さて、今回の配置見直しで、肝心のドルビーアトモスの音はどうなったのか?

印象は確かに変わりました。
まず変更前のイメージはこうです。

150912-1.jpg

従来の配置では、サラウンドが頭上から後方に展開する印象が大きかったです。

アップミックスの「ドルビーサラウンド」では天井スピーカーから常に音が出ている状況です。
そのため良く分かったのですが、音楽もので聴くサラウンド音場の印象は、以前から慣れ親しんだ視聴位置の周りから後方にかけて展開する音場に、高さを加えた感じでした。

しかし前方とのつながりが悪く、視聴位置と画面の間のSE(サウンドエフェクト)の定位が物足りないというものでした。

では見直し後

150912-2.jpg

あくまでイメージですが、頭上と後方が特に高いという印象は無くなって、音場は高さを含めて部屋全体均一になる感じがあります。
一番大きいのは、フロントスピーカーの60°配置が効いて、視聴位置横から前方へのつながりとSE(サウンドエフェクト)の定位感が出てきたことです。

ようやく頭上を音が横切って行くようになりましたし、前後の天井スピーカーの鳴り分けもよく分かるようになりました。(ただし、これはトップフロントSP側については明瞭ですが、トップリアSP側の方はどうも不明瞭というか印象が希薄に感じます。あるいはサラウンドSPに紛れてしまうのか。)

なぜ今更のITU-R配置、今までは何をしていたのか・・この点は反省するところではあります。

間違いなくドルビーアトモスとドルビーサラウンドは良くなりました。
ほぼ、正しい再生が出来ているのではと思います。

では、今までの評価は・・・

何しろ管理人めは、これまで悪く言い過ぎの印象があるでしょうから。
まさか、手のひらを返すように良くなったのか?

悪いままということでは無いのですが、飛び上がるほど良いかと言うと・・・。

しかし皆さんのおおよその評価は、この前のアンケートの回答で出ていますね。

あの結果を見た僕自身、以前から持っていた期待値を低くアジャストして、こんなものなんだろうな。という認識に落ち着きつつあります。

・・個人的には、次のように表現します。
従来型の云わば、天井無しの平面型サラウンドを便宜上の評価として、10段階の内の「5」とします。

で、ドルビーアトモス ホームは何点か?

自在な場所に定位、移動すると言われるオブジェクト・・その印象は、はたしてその通りか・・。
スピーカーの数の問題からなのか、滑らかな移動感や定位感が物足りなく感じます。

僕個人は、この部分の評価をあまり付けられません。

これは「6」良くても「7」です。
驚愕とか異次元なら、8か9なはずです。

「ゼロ・グラビティ」のような作品では「7」でも良いです。

しかし、その他のソフトで、従来型のサラウンドとアトモスを切り替えて聴き比べた場合、高さ表現以外に、両者の落差はそれほど大きく無いと思います。
サラウンドを良く知らない人なら、聴き分けがつかない人もいらっしゃるかと思います。

あとは、ソフト次第の部分もあります。
頭上にあって然るべき音が全て天井に回っているようではなく、ここは天井スピーカーから出して欲しいと思う場面もあります。

もっとも、ソフト自体の普及は気になります。もっとタマが無いと。
まさか、新規格のBDの方に流れて行ってしまわないでしょうね。

前に書きましたが、経験値による印象が個人差として出てきますので、くれぐれも僕自身の感想だということはご承知おき下さい。


先日SC-LXの3機種が同時に発表となりましたが、それに先んじてパイオニアから餞別代わりの更新ファームウエアを受け取りました。
ドルビーアトモスの最新バージョンとの事で、詳細は不明ですが、天井スピーカーの鳴り方がやや変わって天井方向へのつながりが良くなったような気がしました。

これでドルビーアトモスの再生に限っては、新型と同等ということなんだろうと思います。

以上、約1年におよんだ、「ドルビーアトモス導入記」はこれで、たぶん終了となります。
新型のリリース前に、このまとめ記事をどうしてもやりたかったというのはあります。



追記
ドルビーアトモス ホームが、本来のかたちで再生出来ていなかった訳ですから、以前書いた評価記事は少々問題があった事になります。

なのでそれらの記事の冒頭には「こちらの最新記事を先に見てください」という趣旨の注釈を付けることにします。




DTS:Xについては、、、

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当分カンケイ無いね。

だけどドルビーアトモス ホームとの違いが何となくわかって来たので、一応触れておきます。

まず、先に書いておくことがあります。
8月末にあった、AVアンプSC-LX88、78、58のドルビーアトモス関連のファームウエア更新内容について、これの詳細を少々。

実は、ファームウエアの更新は昨年の10月、つまりアトモス実装のための更新以来2度目なのです。
題目としては、「Dolby Atmosの最新バージョンに対応」と「その他動作安定性向上」との事でした。

ただしこれには、次の注意事項があります。

パイオニアHPより引用です。
以下のスピーカーがいずれも接続されない場合には、Dolby TrueHDやDolby Digital Plusで再生されます。これはドルビーの推奨仕様によります。

トップミドル
トップフォワード&トップバックワード
サラウンドバック
フロントワイド
フロントハイト

ということは、今回のファームウエア更新により、5.1ch環境ではドルビーアトモスの再生は出来ないということなのです。

なので、事実上いずれかの7.1ch環境以外では今回のファームウエアは必要ではないという事のようです。

では、ここから本題のDTS:X
ようやく出始めた情報によりますと・・

以下はStereo Sound ONLINEの記事から、dts Japanのお話しを引用をさせていただきます。
スピーカーレイアウトに制限をかけないということは、家庭での再生ではとても重要だと考えています。
トップスピーカーがないからDTS:Xとは呼べないということはわれわれは決めていません。

さらには・・
将来的には、マイクで測定してスピーカーの配置まで含めてDTS:Xを最適化するプログラムも考えています。
今のAVセンターの自動セットアップではスピーカーの位置は把握できますが、角度とか音のタイミングまではなかなか計れません。
弊社はそこまで測定して、再生時に反映出来るようなシステムをDTS:X ステージ2で盛り込みたいと思っています。

ステージ2 !とな。
この「ステージ2」がいつなのかは、わかりませんけれども。
しかし、「その際にはAVアンプの買い換えが必要か?」という疑問に対しては・・
今のところステージ2で完成にしたいと考えています。
AV機器についてはバージョンアップでの対応を予想しています。

おっ、何と! 
これがファームウエアのバージョンアップで可能なのか。

ここでの答えが(買い換えが必要か?に対して)「そうなります」だったとしたら、僕なら財布を叩きつけてやるところです。(すぐに拾いますが。笑)

それにしてもDTS:X・・スピーカー配置の件や、その有り無しについてまでの所要件が何と柔軟な事か。

それとその先の事、つまりドルビーアトモス ホームの再生で正に今疑問に思っているスピーカー配置の最適化についてまで見据えている・・。

対するドルビーの方は上で書いた通り、アトモス ホームの再生に実スピーカー有りきの制限を掛けたばかりか、はたして今のままのクオリティでこのまま行くつもりなのでしょうか。

DTSの言う「DTS:X ステージ2」のようなテコ入れはドルビーサイドにはあるのか?

まさか、天井スピーカー(またはハイトやバックやワイド?)ありきとした、その環境化でのテコ入れとは、更なるスピーカーの増設になるのではないのか?・・この点が憂慮されますねえ。

しかし、DTS:Xにしても実際の出来はどうか?ソフトのリリースなんかはどうなる?

まだ何も分かりませんね。
皆さんのレビューを見守っていますよ。


今年の新型AVアンプの中での注目は、ヤマハのCX-A5100。こちらになるでしょうね。
もっとも、買える買えないの現実を抜きにした話ですが・・。

一方でRX-A3050以下は、シネマDSPの掛けあわせが不可で残念。
【2015年9月中旬発売予定】 RX-A2050 【送料無料】[YAMAHA ヤマハ] AVレシーバー AVENTAGE チタ...



スピーカー配置図更新2015秋

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パイオニアのAVアンプ、SC-LX78を使い始めたのが、ちょうど昨年の今頃です。
それからもう1年が過ぎてしまいましたが、この間にスピーカー配置を近年に無く何度も変更しました。

当初はデノンのAVR-4311の使用環境であった11.2chでした。
ここから、フロントワイドスピーカー、トップミドルスピーカーの排他使用による7.2.2ch。
次にフロントハイトスピーカー、トップミドルスピーカーによる同7.2.2ch。
そして、トップスピーカーを4本使用した5.2.4chが最終形態となっています。

また並行して、サラウンドスピーカーをブックシェルフの壁掛けから、フロア型スピーカーへと変更を行い、5chのユニット径を統一し、ITU-R配置にほぼ準拠をさせました。

SC-LX78導入1周年のここを区切りとして、スピーカー配置2015版のまとめを書いておきます。
右コラムの配置図サムネイルも更新しました。


・フロントスピーカー Q700

サラウンド再生のフロントスピーカーの選び方については、同一シリーズでサラウンド用のラインナップがあるものが無難でしょう。
151006-1.jpgしかもそのバリエーションの多いもの、例えばKEFのQシリーズであれば、16.5センチのユニットと13センチユニットの2種類の展開であり、組合せの選択肢が増えます。

スクリーンに対してこれだけ前にありますが、違和感は感じません。


・センタースピーカー Q600c

物理的な制約が無ければ、フロントスピーカーのユニット径と同じサイズを使うのが良いです。

人の声は思いのほか低音を含みますし、フロントスピーカーをOFFにしても、センターとサラウンドスピーカーのみでも、気づかないくらいの役割を担っています。

センタースピーカー不要論もありますが、無いとどうなるか?
視聴位置ではセリフはセンターに定位しますが、シャープな感じは薄れます。

151006-3.jpg問題は、このくらいの位置から視聴する場合です。

センタースピーカー無しではセリフは中央に全く定位せずに、浮遊してしまいます。ちょうど逆位相の音声を聴く感じになります。

複数人数での試聴や、場所を変えて寝ころがって見る。なんていう場合にはセンタースピーカーは必要です。

150829-10.jpgこれはオートセットアップマイクの前後位置を、いつも同じにするための裏ワザ?です。

センタースピーカーの後ろにメジャーを引っ掛けて視聴位置のマイク位置を測っておきます。
上下左右はメジャーが届きやすいので、実測で合せます。


・サラウンドスピーカー iQ7

これをリアスピーカーと呼ぶのは、ひと昔前の認識から来ているのでしょう。
サラウンドバックスピーカーと混同されているフシもあります。

サラウンドスピーカーは、フロントスピーカーとのマッチングを考えて選択します。
例えば、フロントスピーカーに16.5センチユニットのフロア型を使用した場合、サラウンドスピーカーのユニットが8センチではアンバランスです。

経験上、サブウーファーのクロスオーバー周波数が100Hzより上に設定されると、低音が効かない腰高なサウンドになります。
こうなるとフロントスピーカーがフロア型の意味が半減します。

151006-4.jpgフロア置きが可能ならば選択は容易なのですが、大半のケースでは壁掛けや天吊りせざるを得ないでしょう。
しかし、妥協してメーカー違いのスピーカーを選ぶのは考えものであり、やむを得ない場合の最終手段にします。
この辺りはフロントスピーカーも含めたトータルで考えるべきです。

※白木のスピーカーはサラウンドバックスピーカーではありません。


・サラウンドバックスピーカー (使用当時HTS3001SE)
・フロントハイトスピーカー (使用当時HTS3001SE)

これらは7.1chの場合に選択するスピーカーですが、サラウンドスピーカーと同等か、ワンサイズ下の選択でも良いかと思います。


・フロントワイドスピーカー (使用当時iQ7)

Audyssey DSXの設定にあるレアなスピーカー配置ですが、なかなか効果的でした。
個人的にはフロントハイトスピーカーの効果よりも好感があります。
この再生環境にあるデノンやマランツのAVアンプユーザーにはチャレンジをおすすめします。

スピーカーサイズはフロントスピーカーと同等か近似サイズ。
フロントスピーカーがフロア型なら、せめてユニットサイズが同じブックシェルフが良いです。


・天井スピーカー(トップミドル、フロント、リア)HTS3001SE

151006-2.jpgこれらを設置するチャレンジャーはどの程度いらっしゃるでしょうか。

汎用性があって稼働率も高くなる「ドルビーサラウンド」での再生のためにも無いよりはあった方が良いということになります。

低音の十分出るものを選ぶべきというのがメーカー推奨らしいのですが、KEFのHTS3001SEは幸いな事にMCACCの判定が「大」なのは運が良かったかなと思います。


・サブウーファー XQ60b Q400b

最近では、どのメーカーのAVアンプも2台使いに対応して来ました。
商業的理由もあるでしょうけど、2台あって無駄ということにはなりません。

イメージとして、より低い音が出る。と思うのは間違いです。
量感と密度、云わば重量感と体を囲むように充満する低音での雰囲気、空気感の再生がその効果です。

ただし、その設定はオートセットアップ任せでOKとは言い切れません。
音量の設定はMCACC Proと言えども疑問であり、他chと比べて制御しきれていない印象があり、これはどのメーカーもたぶん同じでしょう。 
どうも片方の音量(XQ60bの方)が低めになる傾向でして、マニュアルで修正をしています。

151006-7.jpg設置位置も最近、左の壁際に戻して前側設置と聴こえ方の違いを比べたりもしています。
ことサブウーファーのセッティングについては、ある程度の試行錯誤は必要なのです。



さて、個人的には一区切りといったところでありまして、少々バーンアウトな気分でもあります。

しばらくは、録り貯めた映像ソフトなど消化したいと思います。
よって表向きの更新頻度は落ちるかと思いますが、なにかのトピックがあれば投稿します。

なお「白木のスピーカー」が気になる方と、管理人の生存確認をしたい方は裏Bを覗いてみて下さい。
そちらは、ゆるくやって行きます。よろしくお願いします。


まだ買えたら、これは安いのですが・・↓
【オーディオ&ビジュアルの専門店アバック】SC-LX78 Pioneer[パイオニア] AVアンプ

ファーストコンタクトから1年。

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しばらくでした。
更新頻度を下げると言ったのに、皆さんあきらめが悪いです。

今月の8日で、ドルビーアトモス ホームとのファーストコンタクトから、丸1年が経とうとしています。
この記事のサブタイトルとしては、ドルビーアトモス ホーム私見 '15-11と言ったところです。

しかしこの話題、しばらく止めるつもりでいました。

何で?

DTS:Xが始まったらお祭りに紛れてフェードアウト、しばらくお休みをするには良い機会だと思ったからです。

が、しかしそのDTS:X、どうやら年内スタートが怪しい?
お陰で陳腐な型落ちになるはずの、SC-LX78の賞味期限が伸びそうな感じ。

そういう訳で、最近ちょうど思うところもあり、ここで記事投下しておくことにします。


・天井スピーカーのレベル調整。

天井スピーカーの役割とは何か。天井スピーカー4本以外をミュートしてその音を聴いてみるというのを試してみました。
141214-1.jpg「トランスフォーマー/ロストエイジ」では確かに頭の上をヘリコプターが横切って行きます。
しかし、全てのスピーカーから音を出すと下の音に紛れてその軌跡が不明瞭になるのです。

あるいはレベル(音量)設定が低いのか?という疑念から、レベルの再調整をしてみることにしたのです。

151101-1.jpgレベル調整は「ゼロ・グラビティ」の1シーンから。
チャプター4、命綱を外そうとするG.クルーニー。
S.ブロックのセリフは、トップリアの左から出てきます。
人の声というのはレベルが合わせやすいのです。
どうも1db程度上げた方が自然に思え、これを元にトップリアを1db、トップフロントを0.5db上げてみました。

結果、「ロストエイジ」のヘリの軌跡は改善されたのか?
やらないよりはマシと言ったところです。

「ロストエイジ」のアトモス音声は、ベースの5chの補強として天井を鳴らしている印象があります。
つまり高さ方向の音も元の5chに入っているので、ダブって紛れてしまう印象があります。


・アメリカン・スナイパー。

151101-2.jpg上記のレベル調整のあとで、しばらくぶりに見たのが冒頭のシーン。
戦車を見上げるように撮られています。

「お、キャタピラーの音が上から聴こえる」
「天井から出ているのか」

しかしセリフが・・日本語・・「あ、しまった」

何を言いたいか分かりますか?

吹き替え音声はアトモスでは無いのです。5.1chです。
と言うことは、5.1chでも高さ表現は十分に感じられるのです。

それと5.1chの方が横の広がりあって、SEの定位と左右への移動感にリアルな感じがありました。
5.1chユーザーの方々、ドルビーアトモスが最強という訳でもありません


今日はここまで。


次回予告

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は一味違う。
・未だに出ないデモソフトに、門外不出のチェックディスクとはこれ如何に。


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ソフトの出来次第?

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「ああ、やっぱりだ」

先日、某家電量販店でドルビーアトモスのデモディスクを初めて聴いた時の感想です。

それはONKYOの展示でイネーブルドスピーカーを使ったアトモスのデモ。
・・と言っても、全てのスピーカーが前の棚に置いてあるという、まあ、そういう配置でしたが。

しかし、あのドルビーのデモソフトがかかっているからには、最低限確認できる点があれば収穫な訳です。

それは、イネーブルドスピーカー、すなわち天井スピーカーはどの程度鳴っているのか?
音量ではなく、時間的なものです。

鳴っていましたね。ほぼ始終。

これが冒頭のセリフの意味です。

やはり、ここが現在市販の映画ソフトの多くと違うところでしたね。

つまり、天井スピーカーがそもそも鳴っていないか、その時間が少ないから情報量が足りない。
それが音響効果が薄いということにつながっていると見ています。

だから、どうにも従来型チャンネルベースの5.1との圧倒的な違いを感じ難かった。
これなら単に、天井への雰囲気を追加しただけのエクステンデットサラウンドではないかと、そういう印象でした・・最近まではですね。

しかし、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見ると、冒頭から様子が違うのがわかりました。

151101-3.jpgマックスと愛車インターセプターのバックショット・・
上方も含めた色々な方向から聴こえるセリフの定位の遠近感、この雰囲気が違います。

そして、インターセプターのボンネットから突き出した、スーパーチャージャーを見上げるショットからのエンジン始動音は、上から大音量で来るのです。

このシーンで天井スピーカーからは、女の子の「どこにいたの」がトップバックから、そしてエンジン音はトップフロントから、それも全開で。

このエンジン音が、ベースの5.1chの補強として鳴っているのではなく、独立音源として鳴っています。
ベースの5.1chの方に補助的な音が入っています。
この点は、これまでのソフトではあまり聴けなかった造りでしたね。

この映画、全編に渡って音圧が凄いのです。特に上からの圧力を感じますから、単純に天井スピーカーの稼働率が高いです。
イモータン・ジョーの演説は言うに及ばず、ウォータンクの車内の会話までも何故か天井にまわっています。

やはり、ソフトの造り。これ次第なのでしょう。


一方でドルビーのデモディスク、この1年を経過しても未だに門外不出とはどういう事でしょう?
それ以外のデモソフトの存在がある訳でもなし。

AVアンプのオートセットアップは完全ではなく、ある程度のマニュアル調整が必要な部分はあります。
(しかし大多数の人には十分なのですよ)
そのためのリファレンスソフトが欲しいのです。
それを元にキャリブレーションする必要があります。

某O&P社が作ったチェックディスクは、最適なアプローチアイテム足りえるのですが、こちらも例外なく門外不出なのだそうです。
限られたデモや、インストールの現場でしか使われないメーカー秘蔵の代物。
まず、一般ユーザーがこれを個人的に使えることは無いようです。

個々の家庭の諸条件の下で、ドルビーアトモスが果たして正確に再生できているのか・・。

ここが問題なのに、検証する術がないというのは何とも歯がゆい。
そういう人は、僕くらいなんですかね。

何か方法は無いか・・


つづきはまた、いずれ。



LFEは圧倒的かつ、最強レベルです。
思わずビビって、ボリュウムを下げるくらいです。↓

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アトモス再生のキモ。 その1

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「オブジェクトなんて、どこにあるんですか!」

ドルビーアトモス ホームについての、偽らざる感想がこれでした。・・つい最近までは。
しかし実はようやく、まともにドルビーのデモソフトを聴く機会を得ました

それを聴く限り「オブジェクトはあります!」(いや、空想では無く。笑)

なるほど、やはり天井スピーカーなくして、オブジェクトの生成は成し得ない
そして当然、それが鳴って仕事をすることが条件となる。・・これを確信しました。

デモのソフトに比べて従来の映画ソフトは・・
天井スピーカーが鳴らなさすぎ。
そもそも、そこまで作られてはいなかった・・そういうことです。

それと、こちら側の要因となるセットアップ。そこにまだ甘い部分がありました。

それはまさしく、アトモス再生のキモと言える部分でした。

この修正と相まって、手持ちの「ゼロ・グラビティ」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ジュピター」そして「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」といったソフトでは、抜群の効果を発揮するようになりました。

151122-7.jpgこれは「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」の冒頭、パラマウントの星が飛んで来るお馴染みのオープニングロゴ。

この画面からオブジェクトを認識できます。
この星は、右後方の上から斜めに眼前を横切って行くのです。

そうです、個人的に不満だった部分・・ドルビーのデモと同様なオブジェクトの定位、移動感、頭上がリアルに鳴る様を、特に最近のソフトでは得ることが出来ます。と言うか出来るようになりました。(汗)

では、アトモス再生のキモとはどの部分か。
これは、ある人から得られた情報を元に書いています。

ある人とは、仮にミスターX、いやそれだと怪しすぎるので、A氏とします。
A氏からもたらされた情報とは、例のチェックディスクの内容についてです。
この情報が無ければ、セットアップの詰めも出来ませんでした。感謝します。

ここで能書きを垂れていると、また「つづく」となってフラストレーションが貯まる方がおられるかも知れません。
読み物としては引っ張るべきでしょうが、皆さんの実益には寄与しませんね。(笑)

では、その「キモ」を先に書いておきます。

151122-6.jpgそれはこの部分です。
これはDVD版「Hivi Cast」の、5.1ch音量設定のためのチャプターの一部です。

フロントLとサラウンドL。
同様にフロントRとサラウンドR。
2本のスピーカーから音楽が再生されます。

その2本のスピーカーの真ん中、いわば視聴位置の横に、正確な音像定位が出来ているか?
要は前後の音量バランスです。このセットアップがキモです。

オートセットアップ任せだと定位が甘いかも知れません
管理人めの場合もそうで、やや前寄りでした。

どうでしょう。これがチェック出来ていますでしょうか?

では「HiViCAST」が無い場合の、チェック方法は?

そして、なんでこれがアトモス再生のキモか?
そもそもの根拠は?

次です。


ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

アトモス再生のキモ。 その2

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前回、アトモス再生のキモは「前後スピーカーの音量バランス」だと書きました。

もっと言えば、全ての隣り合うスピーカーのバランスも同様なわけです。
ですが経験上、前後の音量バランスというのがオートセットアップの設定値(サラウンドSPの音量)と、実際の聴感で異なる場合が有りがちだった。という認識から来ています。

それと、「天井スピーカーなくして、オブジェクトの生成は成し得ない」とも書きました。
その根拠とは?(良く考えれば解ることでしたが)

・・そもそもオブジェクト生成の仕組みはどうなっているのか

今更ながら、それを確認できたのは某社のチェックディスクを知るA氏からの情報からです。

以下、イメージにしてみました。

151122-1.jpgこれはSC-LX78のコントロールアプリのタブレット画面上に加工をしたものです。

配置は5.1.4ch。フロアスピーカーと天井スピーカーの間の空間を示す赤線の枠はイコール、オブジェクトの生成範囲になります。つまりはサラウンド音場です。

従来の5.1chの場合は、底辺の枠から成る平面的な再生であった訳です。
(良いスピーカーなら「高さ」が出せるという話とは別です)

オブジェクトを任意の位置に生成する場合、どのスピーカーがどのように役目を担うのか?
いくつかのパターンを見てみます。

塗りつぶしの丸がオブジェクトで、丸印はその生成時に鳴るスピーカーです。

151122-3.jpg例1 TFL(トップフロント左)とTRL(トップリア左)の中間のオブジェクトの場合。

2本の天井スピーカーの音量が同じなら、中央に定位します。

151122-2.jpg例2 同様に、FL(フロント左)とSL(サラウンド左)の中間のオブジェクトの場合。

これと例1は、高さに違いがあるだけであり、前後(Y軸方向)の位置は2本のスピーカーの音量で変わります。

151122-9.jpg例3 では、上下(Z軸方向)の位置にオブジェクトを生成する場合で、TRLとSLの中間の高さにあるオブジェクトの場合。

これは上下2本のスピーカーの音量で、その高さの定位が変わります。

以上はいずれも、2本の隣り合うスピーカーのみで生成される「ファントム」がオブジェクトになることを示しています。

ここまでで、キモはバランスだと言った意味がお分かりかと思います。

前後位置(Y軸方向)と上下位置(Z軸方向)への定位が出ましたが、いずれも赤枠の外壁に沿った位置への定位であり、聴かせ方としてはサラウンド音場の外縁で「遠め」の位置のオブジェクトということになります。

では、例3の位置から右方向に(X軸方向)オブジェクトを移動して赤枠の内側の任意の空間に定位させるという場合はどうでしょう。

151122-5.jpg例4 オブジェクトが例3の、TRLとSLの中間から離れて、視聴位置のやや後方左寄りの位置に生成される場合。

このケースでは、5本のスピーカーが鳴りますが、SR(サラウンド右)とTRR(トップリア右)の音量は小さく鳴ります。
FL(フロント左)は前方向への牽引役でしょうか。

151122-8.jpg例5 さらには視聴者の「近め」で左横の空間に生成をする場合です。

TFLとTRL、それにFLとSLが鳴り、SRは音量は小さく鳴りますが、右後ろ方向への牽引役でしょう。

以上の様に、フロアと天井の全てのスピーカーが微妙にバランスを取って鳴ることで、上下左右任意の空間にオブジェクトを定位させるよう出来るという訳なのです。

当然、フロア設置のスピーカー5chだけでは、高さのあるZ軸方向へのオブジェクトを生成出来ない事も解ります。
それと天井スピーカーはやはり、4本がベターということになりますね。
2本ですとおかしな表現ですが、前後方向がモノラルになるとでも言いますか。

また話を戻しますが、音量バランスが重要なのも理解出来る話でしょう。

そこで、前後のスピーカーバランスの確認と調整の方法です。
僕はAVアンプの「ザー」というテストトーンでマニュアル設定出来る人はすごいと思います。
やはり何らかのチェックソフトは必要です。

しかし、前回紹介した「HiViCAST」のようなチェックソフトが無い場合はどうするか?
もっとも、これでも天井スピーカーは鳴らせませんし。

最近のAVアンプはほぼ、「オールチャンネルステレオ」というような再生モードを備えているはずです。
これを使って出来ないことは無いと思います。

方法としては、2chの音楽ソフトを再生し、音量調整をする隣り合ったスピーカーを除いて、他をミュートするのです。
パイオニア製AVアンプの場合、上に載せたコントロールアプリの画像が音量調整画面で、各スピーカーを個別にミュートが容易になります。


・・さて、この年末年始に向けて話題沸騰の「DTS:X」は、5.1chでも確か2chでもオブジェクトベースサラウンドが再生可能だと言われていますかね。
これを勘違いから期待されている向きがあるようです。

くどいようですが、5.1chでは高さ表現をするオブジェクトは生成出来ないはずですね。


しかし、ドルビーアトモスに特化した、何らかのチェックソフトや、ドルビーのデモソフトは欲しいものですねえ。


)この記事の内容は、個人の体験を通した解釈によるものですから、細部についての整合性は関知出来ませんのであしからず。


「ゼロ・グラビティ」のISSの火災のシーンがイマイチならば、バランス調整の必要ありです。

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5.2.4chのその後。

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皆さん待望の?DTS:Xの登場が遅れているおかげで、賞味期限が思ったよりも伸びた型落ちAVアンプSC-LX78を所有する管理人です。

さて、ドルビーアトモスに翻弄された1年が終わろうとしています。

なんだかんだで結果的に5.2.4ch、すなわち基本的な5.1ch配置にプラス、サブウーファー1台と天井スピーカー4本という形に収まっています。
最近はソフトの出来がマシになって、ドルビーアトモス ホームもようやく本来の形が聴けるようになって来たように思います。

今日は、最近手を入れた部分と試行錯誤の最中の事案を書いておきます。
基本、AV機器の入れ替えなどが無ければ、普段やっているのはこんなことです。

・サラウンドスピーカーについて。
まず1つ。「サランネット」を外しました。(なこと?・・なことです)

151213-7.jpgサラウンドスピーカーに、フロアスタンダーのiQ7を持って来た当初からこれまでサランネットを付けていました。

その意味は普段の動線(自分の移動範囲)に近いためにコーンへの接触を防ぎたかったためと、フロントのQ700のダークな見た目に合わせるためでした。

しかしこの環境に慣れて接触の心配が少なくなったのと、やはりサランネット無しの方が音がしゃっきりするのです。

2つめ。「振り角度」の調整。

サラウンドスピーカーを視聴位置に対して、どう向けるか。

これはスピーカーから伸びた軸線の交差点が、視聴位置(耳)の後方45センチ程度のところで良しとしました。
これ以上前(耳に近く)に振るとリアの音が後頭部にまとわり付いてしまいます。
サラウンドスピーカーの音(リアセンター)が、後ろに少しでも奥行きをもって聴こえるような振り角で決めた結果です。

・試行錯誤の最中なこと。
うちではサブウーファーを前後に置いて2台使っている訳ですが、前側のXQ60bの位置を今更ながら決めかねています。
後ろ側のサブウーファー、Q400bの位置は現状のままとしてです。

151213-5.jpg以前DENONのAVアンプの時には、サブウーファー2台の前後配置は音ズレが収まらずに上手く行きませんでした。
その点、パイオニアのMCACC PROは問題なく可能です。

しかし、その位置関係によって微妙な雰囲気の違いがあるのです。

XQ60bの位置ごとの違いは以下の通りです。
151223-1.jpg

1. 左の壁側 
後ろのQ400bと、テストトーンの音色が合っている。
聴こえ方は横に広がり、やや、もやっとした感じの低音が充満し、包まれる感じはあり。
一方で、重量感あるズシンというようなインパクトは弱めだが、音楽ものには良さげ。
定位がやや左によってしまう傾向が直せるか・・。

2. フロント左とセンタースピーカーの間
2台のテストトーンの音色がなぜか違う。例えるなら、「ボー」と「ハー」みたいな感じ。
重量感のインパクトは出るが、どうも定位が後方寄りになって振動を背中で感じる。

3. フロント右とセンタースピーカーの間
テストトーンの音色は合う。 
この位置でのオートセットアップでは、ボリュウムの補正値は上の2箇所よりもマイナス1.5dbになる。
と言うことは、よく鳴る位置だということか。定位は自然。
ちなみにこの位置では、後ろのQ400bの位相切替SWをXQ60bと同じ、正相にしないとQ400bの音量は低くなる。

さて、上から順に試して今は「3」の位置にあり、「1」に戻した比較で決めるか・・といったところです。

低音の再生は、先日見た「スターウォーズ/フォースの覚醒」のイメージ・・あれは良かったです。それに近い雰囲気を出すのが目標となりました。
あえて言えば「1」の位置が近いですかね。

上で言っている「重量感のインパクト」のリファレンス音源は、「トランスフォーマー/ロストエイジ」のオプティマス・プライムが、ボロボロのトレーラーからトランスフォームする際に右コブシを地面に打ち付ける音です。

その他としては、ある一部分のアップグレード・・上の画像にもそれが写っています。
しかしこれの紹介をすることがもはや、Bライフという範ちゅうに無いのでリクエストがあれば書きます。
151212-5.jpg

もう一度、年内にまとめ記事を書きます。


小ぶりですが、映画向きなサブウーファーです。↓

KEF Q400b-Version UP ROSE WOOD ケーイーエフ サブウーハー(ロー…


2015年のまとめ。

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いよいよ、今年も終わりです。皆さんのオーディオ・ビジュアルライフはどうでしたか?
今年のまとめと、来年に向けての私見を項目別に書きまして、2015年の更新を締めます。


DTS:Xについて
これの立ち上がりに関われないのは残念ですが、今回は巡り合わせが悪かったと思うしかないです。
しかし、DTSが既に告知している「ステージ2」なるものには注目したいです。

その内容はたしか「スピーカーの配置角度とか音のタイミング(?)を測定して、再生時に反映出来るようなシステムをDTS:Xステージ2で盛り込みたい」というようなことでした。

AVアンプのオートセットアップで、スピーカーの角度を計測可能なのは、ヤマハの一部上位機種とあのトリノフくらいですが、現行AVアンプでそのステージ2に対応が可能なのかどうか・・DTSはバージョンアップで対応するとの事ですが、どうでしょうか。

来年、DTS:X収録のソフトがアトモス収録のそれ以上にバンバン出てくる、あるいは次期AVアンプに魅力的な新技術の装備があれば、買い換えを考えるかもしれません。


ドルビーアトモス ホームのスピーカー構成について
現在所有のSC-LX78では5.2.4ch、これが目一杯であるわけです。
5.2.4chで満足か?7.2.4chに未練は無いか?

まず、天井スピーカーは4本。これは揺るぎません。
サブウーファー2台については、お好みでということです。

で、フロアスピーカーが7本と言うことは、サラウンドバックスピーカー込みになります。

そもそも、サラウンドバックスピーカーが有ると無いとでは何が違うのか?
5.1chとの比較をすれば、やはり後方への奥行きが違って来るのです。
なので、無いより有った方が良いです。

しかし、サラウンドスピーカーを視聴位置の真横に持ってくる基本的な7.1chの配置ですと、耳に近すぎて直接音が来ますので、その主張が強くなってしまいます。
やはり他のスピーカーと同様に、ある程度の距離があって、部屋の反射音込みの音を聴く方が自然な感じがします。7.1chが本来大きめな部屋向きだというゆえんです。

パイオニアは今年の新型から7.2.4chが可能になっているわけですが、どうしても7.2.4chでやりたいという衝動は無いですね。

ただ今後、AVアンプのチャンネル数が増えた場合には(どうでしょうかね)チャレンジしたいです。
その場合、フロアに9ch。プラス2chはフロントワイドスピーカーを所望です。

ちょうど以前の記事で書いた図面があります。(ベースの5.1chの配置は今のものとは違います)

150315-1.jpg

サラウンドスピーカーは上に書いた理由で真横には置かず、やや後方の105°から110°あたりとします。
その分空いた横から前までの穴埋めが、赤く塗りつぶしたフロントワイドスピーカーという訳です。

フロア9chの必要性は?
この前の記事で説明をしたような空間に定位するオブジェクト・・これは生成されてはいますが、ややボヤケています。
これはやはり、スピーカーの数が足りていないのでは?と感じるのです。

では、天井スピーカーは4本でいいのか?またはもっと必要?
ここは実用上無理が大きいですね。
しかし、フロアに9本置く人は天井6本もやりそう?・・どうでしょう。(笑)

仮にAVアンプが天井6本を可能にしたとして、視聴位置の真上になりますが・・今のところは4本でも不足は無いように思います。(・・と言うか、現行品では無い同じスピーカーをまた調達、追加するのも難儀です)


さて、来年は大きな予定がありません。
必然的に地味なベーシックチューニングをやって行く感じですかね。

謎の青いケーブルの話は年明けです。


では、今年一年間ご訪問いただきありがとうございました。
来年もより良きオーディオ・ビジュアルライフを。



今年は地味に行きます。

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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

本来なら今年の抱負とか目標とか書きたいところですが、昨年大きなネタが一段落したところで個人的には正直これといったものが無く、今年は一転して普通に地味な活動となりそうです。

しかし業界的には今年最初に来る話題がありますから、一応触れておきます。

1年以上の長きに渡ってその登場を引っ張り続けた、あの「DTS:X」のスタートがようやく見えたというところで、心待ちにしておられる方も多い・・・いや、そんなにはいないか。

しかし、個人的興味はこの一点
DTS:X収録ソフトの普及はどの程度進むのかです。

例えば、アトモスのソフトに対して比率はどうなるのか・・なかなか出てこなかったアトモスのソフトを凌駕するほどのリリースとなるのでしょうか?
そうなると実害と言うか、疎外感が出て来ますので。(笑)

しかしこの点は、4Kの次世代ブルーレイが後に控えているために、まったく見えて来ませんね。

そういう意味では、音声フォーマットとメディアの変革期が重なって、今年から混沌とした状況が数年続くような始まりの年になるのかと考えたりします。

DTS:Xのその中身についてなのですが、未だ国内リリースの第1弾ソフトの情報が無いですかね。
ですが、DTSはデモディスクの一般配布を既に行っています。
そのため、個人のユーザーがいち早くその出来具合を確認できるということがあります。

見本となるソフトが最初に提供されていれば、ユーザーは手探りでセッティングに時間を費やす事も無いのです。

見本の配布を、売る方サイドだけにしたというこの点が、アトモスのスタート時とは違います。


では個人の地味な活動のことを。

以前からフロントスピーカーQ700のバイワイヤリング接続を考えていました。
しかしフロント2本だけでなく、シアターでは重要なセンタースピーカーも含めて3本だろうと画策したわけです。

151213-6.jpgしかし選択したスピーカーケーブルですと、大変な金額になってしまいます。

まずは段階を踏んで、センタースピーカーのQ600cへの実施を先行させることにしたのですが・・。


これの詳細を次回からぼちぼちと。


6NSP-4400SMEIキリウリ【税込】 ゾノトーン 切り売り/1m単位 スピーカーケーブル…

スピーカーケーブルのグレードアップ。 その1

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新築などを機会に「ホームシアターのスピーカーケーブルは壁の中に配線したい」という気持ちは解ります。あるいは施工事例などから、そのようなイメージをお持ちではないでしょうか。

これがリビングルームや専用のシアタールームでしたら、設計段階から当然考慮すべき項目ではあります。
見た目をきれいに、スマートにしたいからですね。当然生活動線を妨げないためという理由もあります。

しかし、自分の自由に出来るパーソナルスペースならば、必ずしも壁内配線が必要かどうか?
しかも一過性の興味によるものでは無く、趣味として続けて行くという見通しがあるならばどうでしょう。

個人的な経験からお話しますと・・

フロントの3本に関して、あるいは床置きのサラウンドスピーカーも含めて、いずれスピーカーケーブルのグレードアップをした場合、壁内配線用のCD管を物理的に通らなくなります。
メーターあたりの価格が上がると、硬く、太いケーブルという選択肢も出て来るからです。

何より、ホームシアターのスピーカーケーブルは、2chピュアオーディオのそれとは比較にならない長さになります。
これを壁内に通すと、さらに余計な長さを必要とする訳で、当然コストも上がります。

よって先々の実情は、こうなることを考慮した方が良いかも知れません。

160117-1.jpg単純に最短距離で、そのままワイルドに床を這わします。

逆にこうなると「見せる」という意味合いもありますけど。

151213-1.jpgこの電源ケーブルか?とも見える太さのスピーカーケーブルは、センタースピーカーのQ600cをバイワイヤリングするために選んだ、Zonotoneの「6NSP-4400S Meister」です。

外径は10㎜あって、手にするとシースは硬く取り回し難いケーブルです。

その硬いという印象は内部にも及び、芯線を剥く作業でさらに実感することになります。
この締め付けが音質に関わるこだわりなのかも知れません。

先に、これに交換した効果のほどを書いておきます。

第一印象は正直、アレ?な感じでした。

まず、音量が低くなった感じ。
意外にも思われますが、機器であってもケーブル関係でも、音に関するグレードを上げて行くと案外、初めの印象はこういう感じなのです。
より純度が上がって行く感じと、印象としてのボリュウム感は相反するように感じます。

しかし、これまでフロント3本に使用してきたベルデンのスタジオ718Mk2と比べて、音の抜けが良くなった感じはすぐに分かりました。
個人的に馴染みのあるアコースティック・ギターの音を、ケーブルをつなぎ変えて比較してみたところ、鮮度と微細なニュアンスの違いが、よりリアルに感じました。

さて、実に厄介な芯線剥きの作業についてはこの次で書きます。


なんでゾノトーン?
見た目キレイですし。コスパも。案パイだと思います。



スピーカーケーブルのグレードアップ。 その2

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Zonotoneの「6NSP-4400S Meister」の芯線剥きの作業を説明します。

151213-2.jpgまず、シースにカッターで切れ目を入れますが、これが簡単に抜けないのです。
何度も繰り返し折り曲げながら、引き抜く感じです。

シースの下にはシールド用のアルミ箔、4本の芯線と介在と呼ばれる糸が入っています。

151213-3.jpgさて、この芯線の被覆を剥くのがまた厄介です。
被覆にカッターで切れ目を入れて、引っ張ると抜ける・・ようなヤワなシロモノではありません。

まず被覆自体が硬いのです。むしろシェル言ってもいいような硬さです。

151213-4.jpg被覆の剥き方は、縦に切れ目を入れてからニッパーで割って剥がすようにします。
それほど被覆と芯線は固着されている感じです。

この際のカッターの刃をおおよそ10°以上立てないことです。(笑) 
10°とはイメージで、ほとんど水平に引くくらいのつもりで良いはずです。

そうしないと、芯線の外周にある「銀コート線」が切れてしまいます。
被覆を無理に剥いても同様です。

この銀線を切らないようにするのが、なかなかシビアな作業です。
僕は、これをセンタースピーカーとアンプセレクターの分、被覆剥きを都合40回(本)やりました。
その内、銀線を切ったのが3本ほどありました。

まあ、専門誌等には芯線を切ると音に影響があると書いてありますね。

しかし、実際にはどうでしょう。1本も切らないのは。
40×撚り線の本数のうち、銀線を3本ですから、その欠損率がこの割合で音質云々?・・これをどう受け取るか?ですね。

ここは2chピュアオーディオの方がハードル上がりますね。
元の本数が少ない訳ですから。・・芯線を切ってしまうと、その欠損率がシアターのそれと違って来ますからね。

151213-6.jpg今回6NSP-4400S Meisterは、センタースピーカーのQ600cをバイワイヤリングするために使用しました。

バナナプラグについては、とりあえずこだわらないのでAmazonのお手軽なのを使っています。

160123-2.jpgAVアンプ側は、センタースピーカー端子の+と-にそれぞれ2本づつ接続することになるわけですが、このバナナプラグでしたら、横と後ろの2方向から接続出来ます。

しかし、緩みが心配?確かに初期の緩みはありました。しかし、こういうタイプはいずれ緩みはあるので、増し締め必須ですが・・今後様子を見てみます。

160123-1.jpgそれとプラグ同士の連結が出来るのは今、気が付きました。

AVアンプのスピーカー端子は隣との余裕が無いので、横のケーブルとの接触が気になる、あるいは収まりを良くするなら、これも有りかもしれませんね。


さて、効果についてはこの前の記事で書いた通りですが、段階を追ってメインスピーカーも・・と思ってはみたものの、資金がその・・・。

そこで思い立ったのが、まずはシングルワイヤリングで刻んで行こうかと。

まさか6NSP-4400S Meisterをシングルで?
それを、後からもう1本追加?

それは2chピュアオーディオの人が考えて下さい。(笑)
シアターユースではいささか無謀です。なんせメインスピーカー2本用には、合計14m×2本必要ですから。(汗)

なのでですね、その下のグレードに「6NSP-2200S Meister」という2芯のケーブルがあります。
これをまずは、1本づつで行こうかと思っています。
このパターンの方が4400S1本よりも価格がお安いですし。
 
実行は懐具合の良い時にでも。


にしても、よくもまあ1mあたり3,300円のケーブルなんかを・・と思われるでしょうか?
もはやBライフではあり得ないと。

しかし、これは中身は4芯です。バイワイヤリング用には通常の2芯ケーブルを、2本必要な訳です。

これまで使って来た、ベルデンのスタジオ718Mk2が1m1,000円ですから、まあアップグレードです。
このくらいはあれです、僕ももう17年もやっていますので・・やってもいいかなと思います。と言うかさせて下さい。(笑)


次回は、あれです・・。
どうしてもこの呪縛から逃れられないというところで・・アトモスセッティングの追加記事でも書きましょうか。


Amazonベーシック バナナプラグ 24k金メッキ 24本入り

前後のセンター定位。

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天井スピーカーの登場によってサラウンドも3D表現となり、スピーカーの配置と調整は一段とシビアになったと思っています。

これをAVアンプのオートセットアップ機能に任せたままですと、やはりまだ無理があります。
聴感との差を、マニュアルで修正した場合の効果は歴然とあるのです。

デフォルトのままですと
平面的で立体感に欠けるサラウンドであり、5.1chとの差を感じ難い
SEが(効果音)すべきところに定位しないので、リアルな空間の感じが出ない。
・・という様なことになります。

今回はそのマニュアル調整で、まず最初に押さえるべき重要なことについて触れます。


ステレオ再生では当然な事ですが、「センター定位」というフレーズを見聞きします。

音量バランスの調整などで、スピーカー間の真ん中に音像を定位をさせるのが基本なわけです。

では、ホームシアターの場合ではどうでしょうか。
左右は当然として、「前後のセンター定位」という意識はありますでしょうか?

以前の記事で、この事が重要だと書いたつもりでしたが、もっと具体的に説明します。

ここを考えて行くと・・・
天井スピーカーとフロアスピーカー(5.1などの基本配置)との関係。

さらには、
画面の大きさと視聴位置の関係。

最後には、
理想のサラウンド配置とは?・・このあたりまで見えて来ます。


下の図は、うちのシアタールームを真ん中で割って、左の壁側を見たものです。

160206-1.jpg

赤と青の囲みの部分は、聴感で感じる前後のスピーカー間の音像の定位を示したものです。
赤は天井スピーカー間、青はフロントスピーカーとサラウンドスピーカー間のそれです。

SC-LX78のオートセットアップ、MCACC PROによって設定された状態のままですと、なぜかこういう感じになっていました。これは右側のスピーカーについても同様です。

まず、天井スピーカーの前後のセンター定位に問題はありませんでした。
一方で、フロントスピーカーとサラウンドスピーカー間のセンター定位については、偶然にもスピーカー間のほぼ中央にあり、「スピーカー間の真ん中に定位するようにバランスを調整する」のであれば、正しい様にも思われます。

しかし、サラウンド空間表現とSEのリアルな定位感、何より天井スピーカーとの関係性を考えると、これでは良くありません。

フロア設置のスピーカーの前後のバランス、すなわち前後のセンター定位も、天井スピーカーのそれと合致しなくてはいけません。

このようにです。

160206-2.jpg

天井スピーカーは視聴位置を中心に前後に等距離(同じ角度)な設置が基本です。
よって、前後のセンターは自身の真横と言う事になります。

しかし、実際には図でも分かるように、サラウンドスピーカーの位置が視聴位置に近いため、定位を真横にすると、当然サラウンド音場が後ろ寄りに(サラウンドスピーカーの音が大きくて)なってしまいます。

この実情を踏まえて、実際には「真横」では無く「眼前横」のような位置へ定位するようにマニュアルで調整しています。

この際の追い込みについては、SC-LX78の場合「Fine SP Distance」が使えます。
これと音量バランス調整を組合せるのです。
(参考の過去記事はこちら


しかし、そもそも視聴位置が後方過ぎないか?前後センターが部屋のセンターでは無いのか?
という疑念が出てきます。

このあたり、次回もサラウンドのスピーカー配置の話です。



今一番おいしい思いをしているのが、こちらのオーナーさんでしょうね。
しかし高い買い物ですよ。
実際にはほんの一握り・・の人の話でしょうけど。

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理想のサラウンド配置とは。

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天井スピーカーが加わった最新のサラウンドでは、従来以上にその配置に気を使う必要があると思っています。

前回の記事で載せた図に、天井スピーカーまでを含めた音場イメージの円を追加してみました。
160221-5.jpg

こうして見てみると、音場が後ろ寄りではないのか?という疑問をお持ちの方がいらっしゃっるかも知れません。

逆に言いますと、フロントスピーカーと視聴位置の空間が間延びしているわけですが、実際にはAVアンプ側でそれなりの最適化がなされているわけです。
しかし、補正値の数字を上げない工夫が必要なことも確かです。

一度、サラウンド配置の現状と理想のかたちを、明確に比較しておく必要があると思いました。

ドルビーアトモスの登場から1年を経たところでようやく、評論家諸氏による天井スピーカーの詳細な追い込みレポートを見る機会が増えました。

それによりますと・・
視聴位置の前後にシンメトリーな配置で、仰角はトップフロントが45°、トップリアは135°つまり45°の振り分け(ドルビーの推奨位置)が好ましいということです。

うちでは偶然似通った位置に収まっています。
しかし、視聴位置を基準にしているために「後ろ寄り」になってしまいます。

その「後ろ寄り」の原因・・これはスクリーンサイズによるものです。
僕がスクリーンを使い始めた当初は、4:3の100インチでした。よって視聴位置も長めであったという流れもありあり、サラウンドスピーカーが近くなるという部分については、壁掛けや天吊りで距離を稼ぐという考え方の時代があったためなのです。

これを最近になって(アトモス対応以降)フロントスピーカーの開き60°に修正したことで視聴位置は前に移動しましたが、依然として後ろ寄りなのは、まだスクリーンが大きいためです。

それと、サラウンドスピーカーの見た目の「相対的な近さ」も目立ちます。
つまりは前後の位置が近いということです。

これは視聴位置では変わりません。原因は部屋の大きさ、横方向の広さにあります。
図にしてみました。
160221-2.jpg

サラウンドスピーカーが本来あるべき位置(AVアンプがディレイを掛けて修正した仮想の位置)を書き入れたものです。
フロントスピーカーと等距離にあるべきサラウンドスピーカーは、部屋の横幅が広ければこういう位置にあるはずです。
そして視聴位置からの前後位置も遠くなります。
横から見たものがこれです。約39センチは後方に下がるわけです。
160221-1.jpg

では、これらを解決する天井スピーカー時代の理想のサラウンド配置とは?

僕の10畳の部屋でシミュレーションしてみました。
まずフロント60°サラウンド120°の角度は基本で、サラウンドスピーカーを部屋に収まるようにすると、必然的にこうなります。
160221-3.jpg

こじんまりとします。大きなスクリーンは難しくなって80インチ、あるいはTVの選択がが無難でしょうか。
図には40インチのTVを置いてみましたが、55から60インチまでは入ると思います。
当然ながら、天井スピーカーの収まりは良いです。

横から見た図です。
160221-4.jpg

フロントスピーカーから後方に置いた2台目のサブウーファーまで、音場イメージの中に収まっています。

これなら、センタースピーカーと後方のサブウーファーの位置を修正すると、真四角の8畳間にはほぼ、収まる配置だと思います。


大半の人はこの大きさの部屋に(8畳以上)100インチを基準にして検討をし、「入るから」「もったいない」「TVと大差なくなるから」というような理由で、大きめの110、120インチという選択をされるのだと思われます。特に最初の選択であれば、気持ちは解りますが。

画面が大きい(近い)と、画素が目立って嫌だなどと言っているのは、僕くらいなものです。(笑)
なので一般に受け入れられる考えでは無いのかもしれませんね。

しかし、このかたちを頭の隅に置いておいても良いかなと思いますが、どうでしょうか。


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Auro-3Dとは?

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Auro-3Dなる、第3の新たなサラウンドフォーマットの名前を目にします。
なんでも海外ではソフト、ハード共に既に実働しているらしいですね。

そういう意味では、未だ実働していないに等しいDTS:Xに比べると、このAuro-3Dが先に来るべきだったのでは?・・・。

なんだか、最近のサラウンドフォーマットとその関連業界の動きはユーザーには全く読めません。
だから僕らは、何か記事が出ればそれで一喜一憂、右往左往・・。

一応、気になる人もいると思いますので、このAuro-3Dのスピーカー配置をうちの部屋でシミュレーションしてみました。
要するに、アトモスとの共用は可能なのかどうか?という疑問がありますから。
DTS:Xの事は考えないで良いでしょう。スピーカー配置にこだわらないと言っていますよね。
(言っていますよね。今のところは)

図中の赤い四角の薄型スピーカーがAuro-3D用のスピーカーです。
KEFのT101というスピーカーを、壁掛け設置を想定して書いたものです。
160306-2.jpg

基本は9.1chで、フロアの5.1chと前後のハイトスピーカー4本を仰角30°の高さに配置。
160306-1.jpg
前後のハイトスピーカーの高さが違いますが、これは考察したものではありません。テキトーです。
10.1chでは、トップスピーカーを1本追加。(位置が直上でないのは個人の考えです)
11.1chでは、さらにフロントのセンターハイトを1本追加。

こういう配置のスタイルであり、フロア、ハイト、トップの3層構造だということです。

これから見えるのは、従来のヤマハのシネマDSP用のスピーカー配置です。
アトモス用にフロントと、リアのハイトスピーカーを設置してある場合も同様です。

これならアトモスとAuro-3Dの共用は出来るでしょう。
ただし、アトモスの天井スピーカーとの共用は、わかりません。
多分、このままでも2層なので使えるのでしょう。

さて、このAuro-3Dが今後、国内で展開があるのかどうか?

こちらの記事には「今年が元年になるのでは」と書いてあります。
あるのですが、・・ここはAVアンプメーカーからのアナウンスを待ちましょうよ。

ここなんですよね。

こういう情報に振り回されるのはもう御免です。

そう言う僕自身も、その片棒を担いでいるのだと言われても仕方ないかも知れません。
だとすれば、申し訳ないことです。

冒頭書きましたように、この手の情報に関してはWEB上の記事を見ても良い事がありません。
フォーマットの供給元からの情報は、ユーザーからの距離が時系列で遠すぎます。

僕らが実際に製品を手にするメーカーからの情報、これを待ちましょう。



追記。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のブルーレイの収録音声がイマーシブオーディオでは無いらしい・・これにはがっかりしました。

上に書いた事も含めて業界が理解できず、思わず「この趣味なんぞ放り投げてしまえ」という衝動に駆られてしまいました。

あらゆる情報を断って、自身のこのブログも止めるか。

あるいは、それでも敢えて立ち向かうか?




KEF T101 WHITE ケーイーエフ 超薄型スピーカー1ペア(ホワイト)


MCACC PROとサブウーファー2台使い、試行のまとめ。

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本日、ONKYO&PIONEERから重要かつ、ユーザーにとっては非常に厳しいアナウンスがありました。
この事については、あらためて触れたいと思います。

さて今回の記事は、あるけじめと言うか、きりのためにアップした実践済みのレポートになります。
この意味については文末で書きます。

昨年末の話になりますが、こちらの記事5.2.4chのその後。で、2台のサブウーファーを置く位置について試行中であると書きました。今回はそれの後日談になります。

151223-1.jpgその記事での内容は、サブウーファー2台の設置パターンとして、前後に1台ずつ配置するものでした。

結果的に選んだのは、右コラムに常設してある配置図の通りなのですが、せっかくなので以下のパターンも追加で試していたのでした。


XQ60bの位置はそのままで、後ろにあったQ400bを前方の2箇所に置いた場合の比較をしました。
フロントスピーカー付近に2台を配置するという意味では一般的な方法ですかね。

160313.jpg

XQ60bを左フロントスピーカーとセンタースピーカーの間に置いて・・というパターンについては、明らかに見た目の異なるサブウーファーを、同じ並びに置くのはどうかという心理的なことで外しました。

さて、新たな前側設置の2つのパターンを比べた結果「1」の方が良好でした。(比較材料は前回の記事に準じます)
「2」のパターンの場合には、過去の他のパターンとくらべても音量が出ないのです。
位相スイッチを切替えても解決出来ずにあきらめました。
おそらく、低音の打ち消し現象を解消でき難い位置なのだと思います。

結果的には「1」のパターンと、現在の前後配置のパターンとの二択となりましたが、前後から包み込まれる感じを良しとして、後者のパターンを選択して今に至っています。

そもそも、2台のサブウーファーのサイズと形式の違いがある訳ですが、パイオニアのSC-LX78では問題無く最適化が出来ているように思います。

ただし、どこに置いてもOKということでは無く、以下のポイントを押さえる必要があると思います。

・同じ位相で使える位置である方が無難。
サブウーファーにある位相切替スイッチが2台とも同じポジション(正と正)にあることです。

場所によっては正と逆という組合せになることもあり、それでも使えるのですが、実は聴こえる音質が異なっているかも知れません。これはAVアンプのテストトーンを鳴らすとわかります。
テストトーンの音質が合っているに越したことはありません。雰囲気が違って来ます。

・より音量の出る組合せの位置を探す。
2台のサブウーファーの位置を変えると、音量の出る位置、出ない位置があります。

・格好良く左右対称というのは避けるべき。
センタースピーカーを挟んで、あるいはフロントスピーカーの外側1台ずつという左右対称の位置では、上に書いた様にそれぞれが逆相になる、または相互が打ち消しされる場合があるようです。


近年のAVアンプでは、サブウーファー出力が2個というのは、あたり前のようになっています。

しかしメーカーによってたとえば、7.2chなどと表記せずに、7.1chとしている場合があります。
もっとも元のサラウンドフォーマット自体は7.1chなのです。
それでも0.2chと表記している機種は、2台のサブウーファーを積極的に制御出来る仕組みがあるからだと、受け取れます。
単に出力端子が2個ある場合とは違うということです。

パイオニアのオートセットアップ、MCACC PROで2台のサブウーファー(異種及び前後配置)の制御は問題ありませんでした。


 
さて、冒頭書いた「けじめの記事」の意味です。
それは、この記事の内容がAVアンプSC-LX78を使って実践した内容の最後のレポートになるからです。

つまり、以降は別のAVアンプの元での実践記になります。
もちろん、今日のONKYO&PIONEERからのニュース以前に行動を起こしていますが、まだ確定していません。

これが確定しましたら、詳細を書きま・・す?・・書いたほうが良いですか?(笑)


もう1つ、ここでお願いがあります。
年に一度くらい、「このブログの需要」がどれほどか?これを知りたいと思っています。

方法は、下の拍手ボタンを押して頂ければ、その数で判断できます。 
よろしくお願いいたします。


モノは文句なしで良いのですが、今日のニュースでその・・
SC-LX59 Pioneer[パイオニア] AVアンプ


今この時期のAVアンプ選び。

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実は今月に入ってから、次期AVアンプの候補を何にするか・・もっぱらそのことにしか興味がなくなりました。

原因は例の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のBDに、アトモスの収録が無いというニュース。
これはアトモス専用機所有者のモチベーションを、ダダ下がりにさせました。

これに加えて、DTS:Xのアップデートを受けたD&Mのユーザーからの「Neural:X」のレビューが散見されるようになった事、これが心中を穏やかにさせてくれませんでした。

明らかに最前線から外され、後方戦線に追いやられた感があります。
(大げさですけど本心です)

しかし今、いや昨年の初めごろからAVアンプの選択はだんだんと、さらに難しくなっています。

その難しさが露呈したのが、ONKYO&PIONEERのDTS:Xへの対応です。
昨年の10月発売の製品のアップデートはほぼ1年掛かり。他社に遅れること半年というユーザーにとっては非常に厳しい事態になりました。

ドルビーアトモスに加えて、DTS:Xという新たな音声フォーマットが時期をずらして登場するというこの変革期・・もっと言えばDTS:Xにはステージ2なるバージョンアップが控える予定で、さらにはAuro-3Dという第3のフォーマットも欧米ではスタートしているという事実。

こういう先行情報に踊らされるのは全く良くはありませんが、この時期に何を買っても安泰という訳には行かないという想像だけはつきます。(トリノフは別にして)


では、次期AVアンプ購入の選択肢として個人的な考えは・・

・今このタイミングで購入に踏み切る。
今やりたいこと、どうしたいかを優先して考えますが、半年後に新型が出る事を承知で。ということにはなります。

・では、もう半年待つ。

このまま前線から後退したまま、情報収集のみにあと半年費やすということができるかどうか・・。

もちろん、後から出る新型の方が良いのは何の製品でも同じでしょう。
特にAVアンプの場合はその機能が1年違うと、出来る出来ないという差が大きすぎます。
しかし具体的にどうなるのかは推測の域を出ず、考え過ぎもどうかと思います。


具体的候補は・・

・手持ちのプリメインアンプ、PMA-2000REを外部アンプとして使い、7.2.4chを実現できること。

予定では今年の秋に新型のPIONEER機を・・というのが考えられましたが、PMA-2000REとは相性が合わなかったので現実的には厳しいと思いました。

そうなるとデノンのAVR-X4200W、マランツのSR7010辺り。
ヤマハ機は、アトモスとDTS:Xとの掛けあわせをこの秋の新型では実現する可能性がありますから、そこまで「待ち」ならば選択肢に入ります。


能書きはこの辺にしますか。

前の記事で触れたように、既に結論は出ています

購入時期は今。
この時期に買えるベストな選択・・意外にもそれは通常では候補にならないはずで、上に挙げた機種の他にありました。


それは過去に所有したAVC-3808、AVR-4311以来の勝手知ったるデノンのAVR。





この機種です。
160321-1.jpg


これで最前線に復帰、追撃を開始します。(バカだねえ)



追記 
『今年は地味にやると言っただろうが』
『これだともはや、Bライフにあらず』という怒号が聞こえて来そうです。

続報で釈明します。


最新ファーストインプレです!
「Dolby Surround」と「Neural:X」には、優劣がつくような決定的違いはないと思います。
雰囲気だけの違いと見ています。


需要調査にご協力ありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。


AVR-X7200WA DENON[デノン]  AVアンプ

AVR-X7200WAファーストインプレ。その1

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AVR-X7200WAを使い始めて約一週間というところです。

160327-1.jpgまずは、Bライフを謳っておきながら何故にフラッグシップなのか?という疑念についてです。

SC-LX78を購入資金に当てた価格が予想以上にこなれているからであって、結果ベター(ライフ)という選択が叶っただけなのです。

しかしここまで価格がこなれている要因、それには理由があるのかも知れません。
これはこの記事の続きの中で触れます。

まずはAVR-X7200WA、初聴きでの印象から。
スピーカー構成と配置は以前からの5.2.4chのままです。
これは頭に残っているCS-LX78の音質、雰囲気との比較になりますが、具体的に書きましょう。

・ハッとするほどのSE(効果音、環境音)の音質。
まず第一印象がこれでした。
これは過去に聴いたことがないほど明瞭かつ実体感を感じました。
ソフトはCG版「キャプテンハーロック」より。
アルカディア号のブリッジの場面、ハーロックが後方から近づいてくるカツカツという足音。

・セリフが太い。
これも同作品のSEと同様な印象で、いわゆる声に厚みが乗っています。
大河ドラマ「真田丸」では冒頭、低く意識した口調の有働アナのナレーションが太い。

・サラウンドの定位、移動感が良好。
SEの定位と移動の軌跡はスムーズであり、スピーカー間を良く動きます。
ドルビーアトモスの高低差がある様な空間定位も良く出ます。
ソフトは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」冒頭シーン。マックスのセリフと周囲からの声。

・低音の質が違う。
サブウーファーへのつながりが自然かつ、中域から重低音域までの階調は細かく分解能が高いので、同じソフトでも今まで聴いたことのない低音表現が聴けます。
WOWOW録画「ハンガー・ゲーム2」島が回転するシーンの低音。単なる轟音ではなくビートが乗っているのがわかる。

ここまでは良い部分。
以下にあえて良くないと思う部分も書きましょう。

・レストアラーが地デジ、BS放送(MDMI入力)には使えない。
・瞬時に出る音(低音の効いた爆発音、激突音)のインパクト、瞬発力が物足りない。
・サラウンドのSEにシャープさが欠け、大味。
・サラウンド音場が狭い。特に後方。
・ややもすると、低音が厚過ぎの感じは人によってはどうか。

この辺りは、ほぼデフォルトの設定での印象ということではあります。
中身の詳細については次で書きます。

最後に今日はまず、このことについて触れておきます。

160327-2.jpg「Neural:X(ニューラルX)」は「ドルビーサラウンド」よりも音が良いらしい?

巷のレビューの印象によって、あるいはこう感じる人がいるかも知れません。

WOWOWの録画から、ステレオ収録の音楽ものとドラマ、5.1chの映画を見ました。

BSならば音声はAACなので、ドルビーサラウンドとNeural:Xのどちらも使えます。
だから同じ作品で比較が出来るのです。
その結果、僕の感想は違います。

Dolby Surroundは前方の空気感と上方向の音場が高いです。
Neural:Xは上は控えめで、自分に近い横方向の空気感、囲まれ感が特徴の様に感じました。

Neural:Xの方が断然良いというほど、聴こえ方に差があるとは思いません。
優劣の判断は個人の好み次第でしょう。

では、ドルビーアトモスの対抗馬、本家DTS:Xの方はどうなのか?

これをチェックするにはソフトが・・
実はあります。
160327-3.jpg
まさに天からの思し召しかもしれません。入手できました。

このディスク中のDTS:Xのデモを少し聴いた印象です。
これもアトモスとの比較では、「ソフトのバラつきで吸収出来るのでは?」というくらいの違いしか、ないのではないか・・というの正直なところです。

続きは次回。



機能的にはほとんど同じ高機能AVアンプです。↓
SR7010 marantz[マランツ] AVアンプ

AVR-X7200WAファーストインプレ。その2

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正直なところ、AVR-X7200WAがデノンのフラッグシップとは言え、パイオニア機からの買い換えということで、ある懸念材料がありました。それは次の2点についてです。

1.「フルバンドフェイズコントロール」という技術の有り無しの違い。
2.サブウーファー2台(異種であり前後配置)の制御。

まず1について。
さすがに技術の有り無しは効きますね。
この前書いた、瞬発力とサラウンドの定位のシャープさがやや不足する感じは、正にこの部分でしょう。

パイオニア機のSE(サウンドエフェクト)のシャープな定位は、サラウンド音場の見通しを広くする効果があるものと認識しました。

しかしAVR-X7200WAにはそれを補うだけのパワー感と、スピーカー間のシームレスなつながり、それに初めて聴く懐の深い低域表現能力があり、これは9.2chを別のスピーカーに入れ替えたかのようです。

では2番目の方・・これは上手く制御されています。
ほぼ1台のサブウーファーで鳴っているような感覚です。しかも9chプラス0.2chという感じを意識させないような繋がりの良さがあります。
空気を震わす重低音の再現性は今までに経験の無いレベルであり、サブウーファーツインドライブの面目も躍如といったところです。


さて、DTS:XについてはDTSのデモディスク2015版で幾つか体験することが出来ました。

160403-2.jpg一番上の「Divergent」が実写映画であり、音響効果もにそれなりのイマーシブ感(没入感)があります。

しかし、DTSは音が良いという従来からのイメージほど、ドルビーアトモスとの差があるようには感じませんでした。
ドルビーアトモス自体、音質は上がっていますので。

160403-1.jpg明快なオブジェクト感の違いがあるかどうかについても、まだセッティングの途中ですが、ドルビーアトモス、DTS:X共に似たようなものだと感じました。

今のところ、DTS:Xが無いと困るのは、ソフトがどんどん出てきた時でしょう。
聴けないからという理由が、イコール必要性という性質の問題ですから。

出来であるとかは、従来からの延長線上にあるものと理解して良いだろうと思います。雰囲気の違いですね。
音が良いとか、やや劣るとかいう比較はDTS:Xの方の弾数が無いに等しいので、まだ出来ませんね。

他で書かないようなインプレも少し・・

160403-3.jpgこれはセットアップマイク用の付属品スタンドです。
割にペラペラの紙製ですが、高さが変えられます。
もうちょっと厚紙ならばとは思いますが、あればあったで使えます。

Audyssey(オーディシー)のオートセットの測定ポイントは視聴位置から60センチ以内に、6から8箇所です。
メインポイント(視聴位置)はイスの上、他の位置では床の上、あるいはテーブル上などとそれぞの位置で高さが異なる場合、たとえばメインポイントでは三脚を、他の位置にはこのスタンドを使う方が効率的なのです。

三脚を上下に調整するのは面倒ですからね。
8箇所の測定にはマイクの移動など含めると25分程度掛るでしょうか。

160403-4.jpgリモコンは振動検知の自照式です。

緑色のボタン・・いよいよAVアンプにもエコモードが付いたのかと思いましたね。

エコモードなんぞ、ハイエンダー諸氏には無用かも知れませんが、Bライファーの僕は少々気にします。

そのエコモードがONまたはオートとOFF、それぞれ実際の消費電力はどの位か?
ワットチェッカーで計ってみました。

160403-6.jpgこれがエコモードOFFの時。
100W程ですね。

160403-5.jpgエコモードON。
60Wまで落ちました。

ボリュウムは-50dbから-27dbあたりまで試しましたが、ワット数の変化はほとんどありませんでした。

この範囲だとエコモードオートでも、ONと動作は同様でした。
相当の大音量時にはOFFになるのでしょう。

音質の変化はどうか?
それはありますね。わずかにダンピングの効きが弱くなりますが、ガックリ落ちるという印象はありません。
許容範囲かと言えば、僕ならソースによってOKしますかね。

5.2.4ch環境のままでAVR-X7200WAの素性とおよそのセッティング傾向がつかめたならば、第2形態・・7.2.4chに移行するつもりです。

同時にSC-LX78のMCACC PRO環境化でのサラウンドの印象をひな形にして、アナログ的手法・・スピーカー振り角、ルームアコースティックなどで(書くのは簡単ですが)その差を詰めて行く事、それが今後の課題と言うかお楽しみですね。

次は基本のセットアップについて書きます。


AVR-X4200W DENON[デノン]  AVアンプ

AVR-X7200WAセットアップ。 その1

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オーディシー(Audyssey)は、デノンとマランツのAVアンプが採用するオートセットアップの仕組みであり、そのグレード「MultEQ XT32」は、呼び名こそ以前所有したAVR-4311当時から変わっていませんが、中身の方はそれなりにマイナーチェンジがなされているようです。

基本的に僕は、AVアンプのオートセットアップは使っています。
わざわざ書くのは、ほとんど使わずに自分の耳だけという人もいるからです。

しかし、オートセットアップでAVアンプに設定される数値、これを全くのデフォルトのままで使用することはありません。特に「音量」の設定値に関してはたまに記事で触れている通りで、聴感との差があるからです。

それと距離設定の僅かな変更はしますが、他はほとんど手を付けていません。
評論家諸氏がお約束のごとく「OFF」にしている項目もデフォルトの「ON」のままです。

では順に触れて行きます。
まずは専門誌のレビュー記事、あるいは実体験のある人もいると思いますが、「スピーカーの大きさ設定」についてです。

オーディシーの設定値は、なぜ大型スピーカーであっても「小」判定されるのか?という記事を目にします。
で結局、試聴室の大型スピーカーに合わせて「大」と変更した方が良いです。というような流れですね。

これはなぜって、オーディシー自身が「全てのスピーカーは小設定にすべし」と言っているのです。

そうしないと「あなたのシステムは全帯域(低音域)が十分に再生されていません」というようにホームページには記載されていたのですが、なぜか最近日本語のページが無くなってしまったのが残念です。

そもそも全てのスピーカーは小型であり、十分な低音再生のためにサブウーファーに振るべきというオーディシーの考え方から来ているようです。
ちなみにパイオニアのMCACCは全て大の判定でした。オーディシーは低域用に高い解像度を持たせていて、サブウーファーを含む低音再生に自信が有るようです。

実際の設定値です。
160417-1.jpgフロントスピーカーQ700以外は全て「小」ということです。
うちのケースでは、サラウンドスピーカーのiQ7がフロア型にも関わらず、なぜ「大」判定ではないのか?
というのが上に書いたようなレビュー記事の観点からの疑問になるわけですね。

各スピーカーのクロスオーバーの設定値は、こうなっています。
160417-2.jpgサラウンドスピーカーの数値を見ても、他と比べて十分に低域が再生されているという数値では無いと見て取れます。

ではこの設定のままで、あるいはサラウンドスピーカーを「大」に変更した場合、実際の聴感はどうか?
「大」設定にすると何かだぶつき、すっきりしない印象があります。「小」設定のままの方が音がクリアーです。

フロントスピーカーの設定もオーディシーに言わせると、マニュアルで「小」とすべきなのですが、これはまだ試していません。
AVアンプ側のデフォルトではフロントスピーカーのみが「大」となっていて、ここはそれもありだというデノン側の許容点なのかとも思います。

続きます。


追記
160417-4.jpg当初はもう少し5.2.4chで行く予定でした。

しかし、どうも後方音場に奥行きが無く、サラウンドスピーカーをこれ以上下げられない(120°以上に開けない)ことから、サラウンドバックスピーカーを追加した7.2.4chに変更したところです。

スピーカーは休眠状態だったiQ1を復帰。

やはり縦長の部屋にはサラウンドバックスピーカーは有効でした。
詳細は追ってまた。


熊本、大分と九州の皆さんにお見舞いを申し上げます。

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