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5.2.4chへの本格移行。その1

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個人的なサラウンドスピーカーの構成と配置の過去の変遷としましては、5.1、6.1、7.1、9.1、11.2と経験をしてきました。(こういうのをサラウンドジャンキーと言うのでしょう・・またはサラウンド馬鹿w)

AVアンプをSC-LX78に替えて以降、スピーカー配置は2転3転しました。・・まあ好きでやったのですが。

そもそも、当初から5.2.4chがベストであろうという予想は出来ました。
それを躊躇させたのは、今までに構築したものを外すという事です。

パイオニアのAVアンプでは、フロントハイトSPはもちろん、サラウンドバックSPを同時使用することが出来ません。
11.2chまで経験しておきながら、ベースは一気に5.2chに削るかたちになるのです。
それに最近ではようやく、7.1chのソフトも珍しくなくなりました。

しかし、ドルビーアトモスの再生を軸に、あるいはドルビーサラウンドの実用性を考えますと、過去の流れの延長では無く、新たなスピーカー配置への転換が必要だと思いました。

150301-2.jpgそれにベースの5.2ch。これの基本再生の実力・・パイオニアならではと思われるここに(次回以降で触れます)納得できた事もあって、5.2.4ch配置への本格移行を決定しました。

そして、やるからには出来る限り推奨位置での配置とすることにしました。

その理由はあります。
ドルビーアトモスは従来の平面的な表現に加えて、上下の空間が加わりますが、各スピーカーの距離はAVアンプ側で把握出来ても、高さ、角度など、どこにあるかまでは把握できません。

各スピーカーが推奨される位置に置かれた状態でこそ、正しいサラウンド音場が生成出来るはずなのです。(ただし、これには後で紹介する対処方法のレポートがあるのです)

150125-2.jpgこれが以前紹介したテスト時のもの。
トップフロントSPはトップミドルSPの位置のままでした。

150301-1.jpgそして変更後。トップフロントSPとトップリアSPの間隔は1.9m。
視聴位置からは前後均等に95cmの位置です。

実はこの前後位置の間隔はドルビーの推奨配置から見て、ほぼ「最小限」なのです。

下の図面で説明します。
これはドルビーの推奨する天井スピーカーの配置範囲を、うちの部屋に照らしたものです。
150301-3.jpg

これを見ると、天井スピーカーの前後配置の間隔は、実際にはもっと前後に広くなっても良いのです。
しかし、うちではトップリアは後ろの壁との関係で物理的に無理なのです。
(トップリアは壁と天井との隅に近過ぎないように、多少離した位置にしてあります。)

あまり触れられませんが、ここが天井スピーカー配置の障壁の1つと言えます。

それは視聴位置次第では天井に4本は物理的に無理だということですね。
視聴位置が後ろの壁に近い、あるいは壁にくっついているような環境が、実は多いと思われます。

・・個々の環境ごとに考えられる障壁と疑問、それに答えるレポート、これが最近紹介されました。

他ならぬパイオニアのホームページで公開されている、
「実験Dolby Atmos ~試してわかった、スピーカーシステム使いこなし術~」
こちらがそうです。

これは、メーカーとしての責任を果たしている有用なレポートであり、拍手ものです。

次回以降の記事内容として、こちらの図面を予告で挙げておきます。

150301-4.jpg




今回、天井スピーカーに使用したケーブルは、ゾノトーンの「SP-330 Meister」です。
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