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イマーシブ・オーディオ? その1

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近頃の当ブログ訪問者さんの検索ワードを見ていますと「ドルビーアトモス」の認知度がやや上がって来たように思います。

あるいは局地的に認知度を上げたのが、某男性アイドルグループのファンのによるものかも知れません。「V6」「ドルビーアトモス」ワードでのツイートも結構見られますので。

もっとも、V6?・・V8(マッドマックス)の間違いじゃないの?と一瞬思いましたが。(笑)

そんなドルビーアトモス収録のブルーレイが国内に登場してから、1年と7ヶ月あまり・・

そのドルビーに追従するかたちで、そのアナウンスだけが先行していたもう1つの音声フォーマット・・その国内第一号となるソフトが、ようやくリリースされました。

「クリムゾン・ピーク」ですね。

160606-1.jpg「ガルパン」や「UHDブルーレイ」の話題の影にすっかり隠れてしまった感はあります。

既に北米版のレビューが挙がっているので、マニア諸氏には今更感はあるでしょうけど、デモディスクのダイジェスト以外で、全編が視聴出来る国内最初のソフトです。

160606-2.jpgAVR-X7200WAの表示はこうなっています。

最初にこれの情報を知ったのは2015年の1月ごろでした。
で、その3月予定とした詳細発表をすっぽかし、同年4月に正式発表されてから最初のソフトのリリースが今月の3日・・。

未だにファームウェアのアップデートすら未実施のメーカー、機種などが残っている状況はなんともひどい。

さて、その音響効果については・・

1.天井スピーカーは常に良く鳴っていて、高さの演出と空気感の表現として十分機能している。

2.空間(試聴位置寄り)の任意な点に定位するようなオブジェクトは無かったか、ほとんど感じられない。

3.ドルビーアトモスは低音が強力に出るのだが、このソフトではやや不足気味。

この記事の本題は2番めのことについてです。

つまり、SE(効果音)はサラウンド音場の外壁?外輪?またはスピーカーサークルの円周上に定位しているという事です。

言うなれば「面構成のサラウンド音場」とでも。

従来型のサラウンドをざっくり言うと、前方、左、右、後方の4面による壁あるいは、帯(おび)状の構成と思います。

これに天井面を加えたものが、オブジェクトベースサラウンド。
その音場は面構成では無く、5つの面で囲まれたその内部も含む空間構成・・
空間の任意の点にSEを定位出来るというのが、その売りのひとつなはずです。

ですが、ドルビーアトモスのソフトにおいても空間構成ではない、5面構成のソフトが大部分であると感じています。

何のことはない、オリジナルの映画がオブジェクトベースで作られていないなら、空間に定位するオブジェクト感がないのも納得ということなのですが・・。

次回に続きます。

この記事はあくまで個人の感じ方を元に書いています。


最後、せっかくなので「クリムゾン・ピーク」の作品自体の感想を書いておきます。

ゴシック・ホラーという設定とセット、映像にはとても引き込まれるものがあります。
音響も、これで文句をつけたらきりが無いでしょう。
空間表現は、日本語の5.1chと比べると断然良いです。
何より、母親の幽霊が怖すぎ。その他(ほとんどクリーチャー)も、あの姉さんも十分に怖い。
映像と音とストーリーの総合的なインパクトはありました。

そもそも、なぜ北米版を購入しなかったのか?

僕個人は、WEB上で見かけたこのような意見に賛同します。
「言葉を理解できないものまで購入する余裕はありません」(苦笑)


そんなに良いのですか?これは↓
なら、に、二回払い・・で。・・汗

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