天井スピーカーが加わった最新のサラウンドでは、従来以上にその配置に気を使う必要があると思っています。
前回の記事で載せた図に、天井スピーカーまでを含めた音場イメージの円を追加してみました。
![160221-5.jpg]()
こうして見てみると、音場が後ろ寄りではないのか?という疑問をお持ちの方がいらっしゃっるかも知れません。
逆に言いますと、フロントスピーカーと視聴位置の空間が間延びしているわけですが、実際にはAVアンプ側でそれなりの最適化がなされているわけです。
しかし、補正値の数字を上げない工夫が必要なことも確かです。
一度、サラウンド配置の現状と理想のかたちを、明確に比較しておく必要があると思いました。
ドルビーアトモスの登場から1年を経たところでようやく、評論家諸氏による天井スピーカーの詳細な追い込みレポートを見る機会が増えました。
それによりますと・・
視聴位置の前後にシンメトリーな配置で、仰角はトップフロントが45°、トップリアは135°つまり45°の振り分け(ドルビーの推奨位置)が好ましいということです。
うちでは偶然似通った位置に収まっています。
しかし、視聴位置を基準にしているために「後ろ寄り」になってしまいます。
その「後ろ寄り」の原因・・これはスクリーンサイズによるものです。
僕がスクリーンを使い始めた当初は、4:3の100インチでした。よって視聴位置も長めであったという流れもありあり、サラウンドスピーカーが近くなるという部分については、壁掛けや天吊りで距離を稼ぐという考え方の時代があったためなのです。
これを最近になって(アトモス対応以降)フロントスピーカーの開き60°に修正したことで視聴位置は前に移動しましたが、依然として後ろ寄りなのは、まだスクリーンが大きいためです。
それと、サラウンドスピーカーの見た目の「相対的な近さ」も目立ちます。
つまりは前後の位置が近いということです。
これは視聴位置では変わりません。原因は部屋の大きさ、横方向の広さにあります。
図にしてみました。
![160221-2.jpg]()
サラウンドスピーカーが本来あるべき位置(AVアンプがディレイを掛けて修正した仮想の位置)を書き入れたものです。
フロントスピーカーと等距離にあるべきサラウンドスピーカーは、部屋の横幅が広ければこういう位置にあるはずです。
そして視聴位置からの前後位置も遠くなります。
横から見たものがこれです。約39センチは後方に下がるわけです。
![160221-1.jpg]()
では、これらを解決する天井スピーカー時代の理想のサラウンド配置とは?
僕の10畳の部屋でシミュレーションしてみました。
まずフロント60°サラウンド120°の角度は基本で、サラウンドスピーカーを部屋に収まるようにすると、必然的にこうなります。
![160221-3.jpg]()
こじんまりとします。大きなスクリーンは難しくなって80インチ、あるいはTVの選択がが無難でしょうか。
図には40インチのTVを置いてみましたが、55から60インチまでは入ると思います。
当然ながら、天井スピーカーの収まりは良いです。
横から見た図です。
![160221-4.jpg]()
フロントスピーカーから後方に置いた2台目のサブウーファーまで、音場イメージの中に収まっています。
これなら、センタースピーカーと後方のサブウーファーの位置を修正すると、真四角の8畳間にはほぼ、収まる配置だと思います。
大半の人はこの大きさの部屋に(8畳以上)100インチを基準にして検討をし、「入るから」「もったいない」「TVと大差なくなるから」というような理由で、大きめの110、120インチという選択をされるのだと思われます。特に最初の選択であれば、気持ちは解りますが。
画面が大きい(近い)と、画素が目立って嫌だなどと言っているのは、僕くらいなものです。(笑)
なので一般に受け入れられる考えでは無いのかもしれませんね。
しかし、このかたちを頭の隅に置いておいても良いかなと思いますが、どうでしょうか。
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前回の記事で載せた図に、天井スピーカーまでを含めた音場イメージの円を追加してみました。

こうして見てみると、音場が後ろ寄りではないのか?という疑問をお持ちの方がいらっしゃっるかも知れません。
逆に言いますと、フロントスピーカーと視聴位置の空間が間延びしているわけですが、実際にはAVアンプ側でそれなりの最適化がなされているわけです。
しかし、補正値の数字を上げない工夫が必要なことも確かです。
一度、サラウンド配置の現状と理想のかたちを、明確に比較しておく必要があると思いました。
ドルビーアトモスの登場から1年を経たところでようやく、評論家諸氏による天井スピーカーの詳細な追い込みレポートを見る機会が増えました。
それによりますと・・
視聴位置の前後にシンメトリーな配置で、仰角はトップフロントが45°、トップリアは135°つまり45°の振り分け(ドルビーの推奨位置)が好ましいということです。
うちでは偶然似通った位置に収まっています。
しかし、視聴位置を基準にしているために「後ろ寄り」になってしまいます。
その「後ろ寄り」の原因・・これはスクリーンサイズによるものです。
僕がスクリーンを使い始めた当初は、4:3の100インチでした。よって視聴位置も長めであったという流れもありあり、サラウンドスピーカーが近くなるという部分については、壁掛けや天吊りで距離を稼ぐという考え方の時代があったためなのです。
これを最近になって(アトモス対応以降)フロントスピーカーの開き60°に修正したことで視聴位置は前に移動しましたが、依然として後ろ寄りなのは、まだスクリーンが大きいためです。
それと、サラウンドスピーカーの見た目の「相対的な近さ」も目立ちます。
つまりは前後の位置が近いということです。
これは視聴位置では変わりません。原因は部屋の大きさ、横方向の広さにあります。
図にしてみました。

サラウンドスピーカーが本来あるべき位置(AVアンプがディレイを掛けて修正した仮想の位置)を書き入れたものです。
フロントスピーカーと等距離にあるべきサラウンドスピーカーは、部屋の横幅が広ければこういう位置にあるはずです。
そして視聴位置からの前後位置も遠くなります。
横から見たものがこれです。約39センチは後方に下がるわけです。

では、これらを解決する天井スピーカー時代の理想のサラウンド配置とは?
僕の10畳の部屋でシミュレーションしてみました。
まずフロント60°サラウンド120°の角度は基本で、サラウンドスピーカーを部屋に収まるようにすると、必然的にこうなります。

こじんまりとします。大きなスクリーンは難しくなって80インチ、あるいはTVの選択がが無難でしょうか。
図には40インチのTVを置いてみましたが、55から60インチまでは入ると思います。
当然ながら、天井スピーカーの収まりは良いです。
横から見た図です。

フロントスピーカーから後方に置いた2台目のサブウーファーまで、音場イメージの中に収まっています。
これなら、センタースピーカーと後方のサブウーファーの位置を修正すると、真四角の8畳間にはほぼ、収まる配置だと思います。
大半の人はこの大きさの部屋に(8畳以上)100インチを基準にして検討をし、「入るから」「もったいない」「TVと大差なくなるから」というような理由で、大きめの110、120インチという選択をされるのだと思われます。特に最初の選択であれば、気持ちは解りますが。
画面が大きい(近い)と、画素が目立って嫌だなどと言っているのは、僕くらいなものです。(笑)
なので一般に受け入れられる考えでは無いのかもしれませんね。
しかし、このかたちを頭の隅に置いておいても良いかなと思いますが、どうでしょうか。
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